豆知識・雑学

台風はどこから来る?名前の由来は?知って得する気象雑学・豆知識

ヘクトパスカル(hPa)とミリバール(mbar)の違いは?

「お父さんが子供のころは、台風の大きさの単位はミリバールって言ってたのになぁ」

気象ニュースなどでよく耳にする気圧の単位ヘクトパスカル。実は1992年12月1日から使われ始めた単位なのです。それ以前はミリバールという単位を使っていました。

1ヘクトパスカル=1ミリバールなので、ただ単位が変わっただけで、数値のとらえ方は同じです。

「パスカル」は圧力の単位で、「パスカルの原理」で知られる物理学者パスカルに由来しています。「ヘクト」は100倍のことなので、100パスカル=1ヘクトパスカル。

一方、バールも圧力を表す単位で、1000分の1を表すミリをつけて「1ミリバール」という単位を台風にも適用していました。

なぜ単位を変えたかというと、海外では概ねヘクトパスカルを使っていたから。国際単位系に合わせて、日本の気象業界でもヘクトパスカルを使うことになったのです。

台風雑学は大切!大自然の仕組みを知って災害に備えよう!

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猛烈な風と雨を伴って、海だろうが地上だろうがお構いなしに襲い掛かってくる台風。自然に逆らうことはできませんが、メカニズムを知ることが防災につながりそうだと感じました。台風シーズンに備えて、備蓄や避難グッズの確認をしておきたいと思います。

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