豆知識・雑学

覚えておいて損はない!身近な動物たちのおもしろ雑学8選

驚くような特殊能力を持っていたり、くすっと笑ってしまうほどおかしなところがあったり、妙に人間臭かったり……動物たちの生態や行動には興味深い点がたくさんあります。身近でよく耳にする動物たちの行動でも、意外と知らないことが多いものです。そこで今回は知っているようで意外と知らない、明日きっと誰かに話したくなる動物たちの雑学の数々をたっぷりとご紹介します。

昆虫から大型動物まで!知って楽しい動物雑学

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現在地球上にはおよそ140万種類ほどの動物がいるといわれています。哺乳類や爬虫類、両生類、鳥類、魚類などを合わせると6万種ほど、昆虫や貝類、寄生虫などがおよそ130万種類。細菌やウィルスなども含めると数百万種類という数になるのです。今回は昆虫から人気の大型動物まで幅広く、様々な動物雑学をお届けいたします。

01)ネズミはそれほどチーズ好きじゃない

ネズミの好物は?と聞かれてチーズを思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。アニメ「トムとジェリー」を筆頭に漫画やアニメによく出てくる、三角にカットされた穴の開いたあのチーズ。しかし実際には、ネズミはそれほどチーズを好まないらしいのです。

ネズミは雑食系の動物なので、基本的には何でも食べますが、体が小さく代謝が激しいため、糖質の高い食べ物を好む傾向があります。さらにどちらかというと植物性の食べ物が好みのようで、ひまわりやカボチャの種、木の実、穀物、果物などをよく食べるそうです。

では、チーズはどうかというと、食べ物がまったくない状態で相当な空腹であれば食べないことはないですが、ほとんどのネズミは、よほどの状況でない限りチーズには近づきません。むしろ臭いの強いチーズを避けるネズミも多いようです。

ではなぜ、チーズがネズミの好物として定着してしまったのでしょうか。

それは何百年も昔のこと。まだ冷蔵設備のない時代、ヨーロッパではチーズを貯蔵庫に保管していました。薄暗い貯蔵庫の中はネズミにとってもよい住処。貯蔵されていたチーズをかじって穴をあけ、ねぐらにするネズミが続出します。食べるためではなく、巣として活用するためにチーズをかじっていたわけですが、これが「ネズミはチーズを好んで食べる」という誤解につながってしまいました。

また、製造過程で気泡がたまるなどの理由で、ぽこぽこと丸い穴のあいたチーズがあります。この穴が、まるでネズミがかじったかのように見えるため、こうしたチーズの存在がより一層、チーズ好物説の定着に拍車をかけたようです。

02)カバは赤い汗をかくし、走ると結構速い

カバと聞くと、のんびりおっとりとして優しそうなイメージがありますが、野生では非常に縄張り意識が強く、気性の激しい動物として知られています。

体長約3.5~4m、体重2~3t。季節によっては100頭以上もの群れで行動し、オス同士の縄張り争いも多発します。顎の力は地上最強クラス。縄張りに近づく巨大ワニを加えて投げ飛ばすことも珍しくありません。カバが生息するアフリカ大陸南部の地域では、人がカバに襲われるケースも少なくないのだそうです。

カバの体は比重が重いため、陸上の移動には適していません。そこで一日の大半を水中で暮らしています。泳ぐというより、体を水中に沈めて水底を歩くようにして移動するようです。日中は水中ですごし、夜になると陸に上がって草や木の目を食べます。小さな足で重い体を支えているため持久力はありませんが、短時間であれば、時速30㎞~40㎞ほどの速さで走ることも可能。陸上でカバに襲われたら逃げ切れないかもしれません。

ところで、カバの皮膚に赤い「汗」が浮き上がっているのを見たことはありますか?実はあれは汗ではなく、体を保護する保湿剤のような役割の物質なのです。

カバが水中で暮らす理由は、重い体を支えるためだけでなく、皮膚の乾燥を防ぐ意味もあるといわれています。カバには体毛がなく、熱い地域に生息する生物のわりに紫外線や乾燥に弱いのです。分泌される物質の赤色は、紫外線を通さないためと考えられています。

03)キリンの睡眠時間はとても短い

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カバと並んで動物園の人気者でもあるキリン。野生ではアフリカ大陸南部のいくつかの地域に生息しています。頭までの高さは5m前後、体重は1t前後。陸上で最も背の高い動物として知られています。めったに鳴きませんが、鳴き声はウシに酷似。実に不思議な動物です。

黒く潤んだ大きな瞳と長いまつげ、おっとりとした優しい性格かと思いきや、かなり気性の荒い一面も。体が大きく脚力もあるため、ライオンなど大型肉食獣を足蹴り一発で仕留めることもあるそうです。また、時には長い首も武器となり、オス同士が首をぶつけ合って戦うこともあります。めったに襲われることはありませんが、いざという時には時速50㎞ものスピードで走ることができるのだそうです。

体が大きくて力が強くて足が速いキリン、野生での生態にはまだまだ謎があります。そのひとつが睡眠時間。野生のキリンの寝姿はなかなか見れないそうですが、寝るときは基本的に立ったまま。睡眠時間はせいぜい20分ほどだろうといわれています。

草食動物の多くは、敵に襲われないよう睡眠時間が短いもの。キリンも同様で、身を守るためにほとんど眠りません。一方で、あの大きな体を維持するために、たくさんの草や木の芽を食べなければならず、キリンの食事時間は12時間以上にも。襲われないため、身を守るため、そして食事時間をたっぷりとって体を維持するため、キリンの睡眠時間は短いのだと考えられています。

動物園のキリンたちは外敵がいないため、地面に伏せて寝ることもあるようです。

04)ミニチュアホースとポニーはどう違うのか

小型の馬のことを「ミニチュアホース」と呼びますが、「ポニー」という馬もいます。この2つにはどんな違いがあるのでしょうか。

ポニー(pony)とは品種ではなく、体の小さな馬の総称です。一般的には、地面から肩までの高さが147㎝以下の馬のことをいいます。ポニーという種類の馬がいるわけではないのですね。

全般的に温厚で頭がよく、力が強くて持久力に優れているため、ヨーロッパでは農耕以外にも炭鉱などで働く馬として使われていたそうです。18世紀から19世紀の初め頃には、かなりの数のポニーが様々な場所で働いていました。過酷な労働現場に適応するかのように、いろいろな大きさのポニーが誕生していきました。

現代では多くのポニーが労働現場から解放されましたが、大きさや用途からいくつかに分類されています。ミニチュアホースとは、数あるポニーの種類のひとつ。アメリカ原産の体高が80cmほどのものをミニチュアホースと呼んでいます。

ポニーもミニチュアホースも、そういう品種があるわけではないので、違いは大きさということになりますが、いずれにしても、ミニチュアホースはポニーの一種であると考えてよいでしょう。

05)シロアリはアリというよりゴキブリ

とてもよく聞くのに正体を知る人は少ない……人々の生活を脅かす害虫として知られるシロアリ。名前に「アリ」と付きますが、生物学的にはシロアリはアリの仲間ではありません。姿形が若干クロアリに似ているため「シロアリ」と呼ばれていますが、アリとはまったく異なる生き物なのです。

アリはハチ目(膜翅目)に属する昆虫ですが、シロアリはゴキブリ目(網翅目)に属する昆虫。ですがゴキブリとも異なり、シロアリ科という完全に独立したカテゴリに分類される昆虫です。シロアリは英語ではTermites(ターマイト)といいます。

「シロアリ=家を食い荒らす害虫」というイメージが強いですが、建造物を荒らすシロアリは、全種類のうちの数パーセントに過ぎません。ほとんどのシロアリは森や林の枯れた樹木や落ち葉を食べ、生態系の中で重要な役割を果たしています。

日本には20種類ほどのシロアリがいるといわれていますが、家の柱などに巣くうシロアリの多くはヤマトシロアリとイエシロアリです。共に体長およそ5㎜前後。屋根裏や床下、庭の土の中などで木材を食べて生息しています。

シロアリに食べられた木材はスカスカになってしまうため、長年放置しておくと柱や梁が痛んで家ごと倒壊する危険も。木の内部に生息するため発見しにくいのですが、少しでも兆候が見られたら早めの対処が必要です。

06)世界最小のカメレオンは爬虫類最小

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カメレオンとは、トカゲやワニと同じ爬虫類の仲間です。アフリカ大陸やインド、パキスタン、マダガスカルなどの森林地帯に生息しています。地上を歩行するには適しておらず、木の上で生活することがほとんど。主食は昆虫ですが、中には果実を食べたり、小型哺乳類を狙うカメレオンもいます。

カメレオンには200ほどの種類があるそうで、見た目も大きさも様々です。最大のものはパーソンカメレオンといい、大きさは60㎝くらいあります。一方、最小のものというとヒメカメレオンという種類があり、体長3~4㎝と人差し指の先に乗るほど小さいです。

中でも最も小さなミクロヒメカメレオンとなると体長2㎝ほど、マッチ棒の先に乗るほどの小ささで、わずかな風や雨粒でも跳ね飛ばされてしまうこともあります。このミクロヒメカメレオン、発見されたのは2012年と比較的最近で、ニュースでも話題になったのでご記憶の方も多いでしょう。ミクロヒメカメレオンは世界最小の爬虫類とされています。

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