ヨーロッパの歴史

「大航海時代」ってどういう時代?基礎知識をわかりやすく解説

価格革命が起きた

価格革命とは、銀がヨーロッパに入り込むことで銀の価値が下がり物価が上がったことを指す言葉です。当時、金や銀はお金として使われていました。

スペインが“新大陸”を征服すると大量の銀がヨーロッパに流入。すると、銀の価値が以前よりは低くなります。いままで、銀貨1枚で小麦10㎏購入できたのに、価格革命後は同じ量の小麦を買うためには銀貨が6枚から7枚必要になりました。

小麦だけではなくほかの物価も上がっていきます。お金の価値が下がり、モノの値段があがることをインフレーションといいますよね。価格革命はまさにインフレーションだったのです。インフレーションが起きるとモノの値段が上がって生活は苦しくなりました。

しかし、物を作れば作るほど高く買ってくれることでもあるのでヨーロッパの産業は発展。豊かになったヨーロッパはさらに経済的・軍事的に発展し世界各地を植民地として支配できるようなりました。

大航海時代の意義

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大航海時代はそれまでバラバラに営んできた世界各地を一つにまとめるきっかけとなりました。力を蓄えたヨーロッパの国々では国王の力が一気に高まり絶対王政の時代を迎えます。同時に、力を強めたヨーロッパが世界各地を植民地にしていくきっかけともなったのです。今、ヨーロッパに先進国が多いのは大航海時代に一気に発展することができたからだといってもいいでしょう。

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