日本の歴史

日本三大祭りとは?日本全国の様々な「三大〇〇祭り」をご紹介!

美しき歴史絵巻の世界「京都三大祭り」

●葵祭(下鴨神社・上賀茂神社)5月中旬
●時代祭(平安神宮)10月22日前後
●祇園祭

京都のお祭りはどれも優雅な雰囲気が漂い、他の地域のお祭りとはひと味違います。中でも古都京都の雰囲気を存分に味わうことができるのが「葵祭」「時代祭」と、日本三大祭にも挙げられている「祇園祭」です。

葵祭上賀茂神社と下鴨神社の例祭で、1400年以上もの歴史を持つといわれています。五穀豊穣を願い、平安時代の衣装を身につけた500人以上もの人々の行列が、京都御所から賀茂御祖神社(下鴨神社)、賀茂別雷神社(上賀茂神社)へと厳かに進む様子は圧巻です。

時代祭は明治28年(1895年)、平安遷都1100年という節目の年を記念して行われた祭りが起源とされています。京都の祭の歴史としては比較的日が浅いですが、期間中は様々な祭事が行われ、千年余の京都の歴史を肌で感じることができる祭として大変人気があるそうです。

まだまだあります!日本全国の名高い「三大〇〇祭り」

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「三大○○祭り」と名のつくお祭りはまだまだたくさんあります。地元の神社・名刹に関連するもの、ごく最近始まった比較的歴史の浅いもの、季節の話題になるものなどなど……。見て楽しい、訪れて楽しいお祭りの数々、知名度の高いものを中心にいろいろご紹介してまいります。

見どころ満載!「三大七夕祭り」

●湘南ひらつか七夕まつり(神奈川県平塚市)
●一宮七夕まつり(愛知県一宮市)
●仙台七夕まつり

日本には四季折々たくさんのお祭り行事がありますが、華やかでひときわ賑わいを見せる祭りと言えば七夕を挙げる人が多いのではないでしょうか。日本各地で個性豊かな七夕祭りが行われていますので、3つに絞るのは至難の業ですが、観光客数や祭りの規模などから上記の3つを挙げさせていただきました。

平塚の七夕は第二次世界大戦の復興を目的として始まったものです。七夕の時期になると平塚は七夕一色に染まり、多くの市民が祭り飾りやイベントの準備に奔走します。飾りの豪華さは日本一とも言われており、商店街には露店も数多く出店。市民も観光客もひとつになって楽しめるお祭りとして知られています。

一宮は織物で栄えた街です。七夕にも「おりもの感謝祭」という冠が付き、特産品の毛織物を奉納する大行列も見どころとなっています。色鮮やかな吹流し飾りが街中を彩り、市民が参加できるイベントも盛りだくさん。毎年100万人以上もの人で賑わいます。

他のお祭りと少し違って、一般市民も気軽に参加して楽しめるのが七夕祭りの嬉しいところ。他にも秋田県の能代市や千葉県の茂原市、東京都杉並区阿佐ヶ谷、愛知県の安城市の七夕祭りも有名です。

巡って楽しい「三大だるま市」

●高崎だるま市(群馬県高崎市・少林山達磨寺)1月初旬
●毘沙門天だるま市(静岡県富士市・毘沙門天妙法寺)2月中旬
●深大寺だるま市(東京都調布市・深大寺)3月3日・4日

単にお祭りを観戦するだけでなく今年1年の運気を引き寄せたいなら、縁起物のだるまを売るだるま市を訪れてみてはいかがでしょうか。

高崎のだるま市は正式名称を「少林山七草大祭」といい、毎年1月6日~7日頃に開催されます。全国のおよそ8割を占めるといわれるほど、高崎はだるまの生産で有名です。選挙のときに使われるだるまはほとんどが高崎産。冬場に乾いた風が吹き抜ける高崎の気候がだるまの生産に適しているといわれています。厄除けや商売繁盛などの願掛けに、七転び八起きのだるまを求めて毎年多くの観光客が訪れるのだそうです。

毘沙門天だるま市は正式名称を「毘沙門天大祭」といいます。この地域は古くから製紙業が盛んで、産物を利用してだるまを作るようになったのがだるま市の始まりなのだそうです。最寄り駅近くにはたくさんの露店が1km以上も連なり、縁起物を求めて多くの人で賑わいます。

深大寺だるま市は観光地としても人気が高い深大寺(じんだいじ)で行われる東京都内最大のだるま市で、毎年3月に行われる厄除け行事「厄除元三大師大祭」に合わせて行われるようになったものです。境内には所狭しと100以上もの出店が並び、あたり一面朱色のだるまで埋め尽くされます。

踊らにゃソンソン「三大盆踊り」

●西馬音内盆踊り(秋田県雄勝郡)
●郡上八幡盆踊り(岐阜県郡上市)
●阿波踊り(徳島県)

毎年7月または8月の中旬になると行われる盆踊り。商店街や学校などで行われるものから歴史あるものまで、日本全国には大小さまざまな盆踊りがあります。五穀豊穣を願って踊ったり、死者の霊を弔うために踊ったりと、歴史もスタイルもいろいろですが、最も規模が大きい盆踊りと言ったら、上記の3つを挙げることができるでしょう。

西馬音内(にしもない)の盆踊りは400年以上の歴史があります。発祥には諸説あり詳細は不明とのことですが、この地域を治めていた主君の死を悼んだ家臣たちがお盆に踊りを踊ったのが始まり、とも言われているそうです。

郡上八幡盆踊り(郡上おどり)は江戸中期頃から始まったといわれています。こちらも発祥は定かではありませんが、領民たちの親睦をはかるため、百姓一揆などの騒動を起こさないようガス抜きのような効果を狙って藩主が推奨したとの説があるそうです。

阿波踊りは、日本で最も有名な盆踊りといってもよいかもしれません。「えらいこっちゃえらいこっちゃ……踊るあほうに見るあほう、同じ阿保なら踊らにゃソンソン……」というフレーズも有名です。2拍子の軽快なリズムに乗って踊り手の集団が列を成して街中を踊りながら練り歩く様子は壮観。その存在は日本のみならず世界にも広く知られています。

おすすめは他にもまだまだたくさん!日本全国津々浦々の三大〇〇祭り

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今回は「三大○○祭り」というくくりにこだわったこともあり、夏に行われるお祭りのご紹介が中心となりましたが、さっぽろ雪まつり湯西川温泉かまくら祭など、雪景色の中で行われるお祭りも有名です。日本には季節を問わず、四季折々本当にたくさんのお祭りがあると再認識。お祭り巡りを目的とした旅行に出るのも楽しそうです。

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