日本の歴史

大統領・首相・国家主席・天皇・総理大臣の違いやその他国家元首について解説!

国家主席

国家元首の役職の一つに国家主席というものがあります。国家主席は主に中国やベトナムなどのアジアの共産主義国のトップの場合に用いられることが多いです。国家主席は法律の公布、外交権、人事などの大統領に当たる役割や権力を持っています。

書記長・第一書記

書記長というのは主に旧ソ連などの共産主義国の国家元首や首相に当たる役職です。

書記ってあの議会や会議などの結果や様子を書いているあの書記のことですよ。なんで議長や委員長ではなくそんな書記が国トップになったのかというとそれは共産主義の理想や歴史に関係してきます。

共産主義というものは簡単に言えば『みんな平等になろう主義』なんです。そのため共産主義国が大統領や首相なんか名乗ったらみんな「ん?みんな平等なのに偉い人がいるの?」みたいな感じになってしまいます。そのため偉いと思われにくくさらにそれなりの権力がある書記が一番偉くなったのです。

さらに書記の役割を考えてみてください。書記というのは議会の結果を書く役職です。そのため議会の内容をちょっとちょろまかして自分が望んでいるような内容に書き換えることができるんですよ。これをやって書記を一番偉くしてしまったのがソ連のスターリンという人です。そんな彼はこんな名言を残しています。『投票するものは何も決定できない。投票を集計するものが全てを決定するのだ』

この言葉に書記が一番偉い理由がぎゅっと詰まっていると私は思います。

総督

総督はイギリス連邦(元々イギリスだった国)の国の国家元首のことです。オーストラリアやカナダなどがこれにあたります。元々総督というものは元々海軍のトップのことを指していました。それが時代が下るにつれてイギリスの植民地のトップという役職に変わっていきました。ちなみに総督は建前上はイギリス国王が国家元首となっており、総督はその代理という形となっているのです。そのためその権力は国王と同じ象徴として扱われるため非常に低いものとなっています。

いろんな役職や政治体制を学んでみませんか?

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ここまで大統領と首相の違いと国家元首を見てみましたが、世界には様々な役職や政治体制があります。もしこの記事を見て少しでも政治の構造に興味を持ったならば調べてみたらいいかもしれませんね。

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