新しい古代遺跡とは?古代文明の常識を変える?
古代文明の常識はすでに壊れている
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すでに世界中で古代文明の常識である4大文明を遡る古代遺跡が発見されており、それ以前にも人類の文明が形成されていた可能性が高まっているのです。超古代文明と言う人々もいます。もう、これまでの文明に対する常識は通用しなくなる可能性が高まっているのです。
しかし、考えられなければならない問題は、それらの文明がなぜ、受け継がれず、現在にその明確な形跡を残していないのかという点でしょう。トルコのギョベグリ・テベ遺跡は時代が下るほどその高度な文明、技術にはレベルの低下が見られます。それは、エジプト文明でも同じで、エジプト文明の最盛期は紀元前3,000年前頃と言われ、その頃の技術レベル、文明レベルは低下していっていました。ローマ帝国も皇帝の力が弱体化していくとともに、滅んでいったのです。
エジプト文明の場合には、周辺国の文明レベルがあがったことによって、相対的に低下したことが知られ、鉄器文化に滅ぼされたと記録に残っています。しかし、ギョベグリ・テベなどは、彼らの滅んだ後にはエジプト文明が現れるまでは少なくとも3千年の空白があるのです。しかも、何の記録も残されていません。
私たちは進化の頂点にいるとは限らない
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私たちは進化の頂点、文明の最先端にいると思っています。しかし、それは一時的なもので、さまざまな要因、戦争や天変地異、地球環境の激変などによって滅んでしまう可能性もあるのです。現在では、その兆候も現れてきています。温暖化、マイクロプラスティック問題、エイズ、エボラ出血熱などの人類が免疫を持たない疫病の発生などの兆候も出ているのです。
現在の文明を維持するにはどうすればいいのかを真剣に考える時期が来ていると言えるでしょう。
古代文明は文明の衰退、滅亡を私たちに示している
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古代文明については、これまでの常識であった4大文明は崩れつつあり、新たな超古代文明が姿を現しつつあります。これらの文明は、さまざまな文明が滅んだことを私たちに伝えているのです。私たちは、新しい古代遺跡が発見され、常識が代わるだけでなく、それらの過去の文明がなぜ滅んだのかをよく調べて、現在の私たちの文明を維持していく道を模索していかなければなりません。