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シンガポールの観光名所「マーライオン」って何?由来や豆知識をご紹介!

シンガポール政府観光局敷地内のマーライオン

海沿いより少し内陸に入ったところに行くと、シンガポール観光局の玄関脇にひっそりたたずむマーライオンに会うことができます。観光客向けではないのか、植え込みの中に隠れるように立っていて控えめです。

設置されたのは1995年とのことで、高さは3mほど。こちらのマーライオンは本家本元のと比べると目が鋭く、口元もリアルで、シャープでスマートな印象を受けます。わざわざ見に行くような場所ではありませんが「7か所すべてコンプリートしたい」と思ったら、ここを外すわけにいきません。なかなか男前なので人気も高い。ただ、観光スポットではないので、オフィスで働く人たちの邪魔にならないよう十分ご注意を。

高さ37m!街並みを一望できるセントーサ・マーライオン

シンガポールのリゾートスポット・セントーサ島には、本家をはるかに超える大きなマーライオンがいます。高さ37m、凛々しい目元とスマートでスタイリッシュなスタイル。頭部が展望室になっており、彫像というより巨大建造物といったところで、体の色も真っ白ではなく褐色でワイルドな印象です。

中のシアタールームでは「マーライオン伝説」についてのビデオ上映や展示が。展望台からはシンガポールの海の景色を堪能することが可能です。

高台にちょこんと・マウントフェーバーのマーライオン

セントーサ島の北側に位置するマウントフェーバーは、小高い山の上にある、緑が豊かに広がる自然の宝庫。山歩きを楽しむ人々でいつもにぎわっています。トレイルコースを上った高台に、高さ3.0mほどのかわいらしいマーライオンの姿が。設置されたのは1998年。たてがみやうろこの形が美しく、本家本元のマーライオンと見比べるのも一興です。

トレイルを楽しむ人たちが周辺の景色を楽しみながらついでに見学するような場所ですが、もちろんマーライオン目当ての観光客の姿も。わざわざ山道を駆け上がらなくても、ケーブルカーでも上がることが可能です。

住宅街アンモキオに立つツインズ・マーライオン

シンガポールの中心地から少し離れたところにあるアンモキオという住宅街。ここに、狛犬のように対になってマーライオンが2体、立っています。

観光地ではありませんが、高層マンションが立ち並ぶ街並みは壮観。団地内の公園にある駐車場の近くへ行くと、まるで仁王像のように凛々しく立つマーライオンたちの姿が。1998年、地元の人々によって作られたものなのだそうです。

観光局監修の元作られたわけではないせいか、高さや大きさといった数値は公式には発表されていません。

シンガポールの歩みとともに愛され続けたシンボル・マーライオン

image by iStockphoto

マーライオンといえば本家本元・マーライオン公園にあるものがメインですが、機会があれば、ほかのマーライオンを見て回るのも楽しそうです。観光局公認にこだわらなければ、街中の土産物店などにマーライオンの姿を見ることも。シンガポールの人々がマーライオンを大切にしていることがうかがえます。海と街並みと豪華なリゾートホテルとマーライオン。全部をカメラにおさめて、シンガポールを満喫してみたいです。

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