日本の歴史

神社に狛犬がいる理由とは?起源からおすすめスポットまで徹底紹介!

逆立ちした狛犬がキュート!岩木山神社(青森県)

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青森県弘前市百沢にある名山・岩木山のふもとにある岩木山神社(いわきやまじんじゃ)は780年創建と伝わり、「お岩木さま」と呼ばれ古くから地域の人々に愛されてきた神社です。東北の名刹らしく、澄んだ空気と深い巨木の森の中に堂々と鎮座しています。

こちらの神社は、狛犬ファンの間ではかなり有名なスポットで、なんと逆立ちした狛犬がいるのです。大鳥居をくぐって長い参道を進んだ先にある門のそばの石柱で、そのユニークな姿を見ることができます。

狛犬というと、きちんと足を揃えて座っているイメージがありますが、こちらの狛犬は座ってはいません。休憩中なのか自由に動き回り「あっ、見つかっちまった!」と呟いているようなユーモラスな表情をしています。向かって右側は上向き、左は頭を下にして下向きになって柱にしがみついて逆立ちしているかのよう……可愛らしいその姿に、頭を撫でていく参拝者も多いのだそうです。

さらにこちらの狛犬たち、多くの人々に愛され続けた結果、いつの頃からか「右の上向き狛犬は金運」「左の逆立ち狛犬は恋愛運」を呼ぶと言われるようになります。遠方から訪れ、一緒に写真を撮っていく人も少なくありません。

JR弘前駅からバスで40分ほどかかります。少々遠いですが、愛らしい狛犬との出会いを始め、多くのご利益にあやかることができそうです。

癒しとご利益を求めて~神社の境内で狛犬探訪

普段は何気なく通り過ぎてしまいがちですが、狛犬には守護獣として、魔除けとして神社を守り、参拝者たちを見守り続けてきた長い歴史があったのです。そんな狛犬たちからも、様々なご利益を受けることができそうな気がします。ご近所の神社にはどんな狛犬がいますか?今度立ち寄ることがあったら、是非狛犬たちにも注目してみてください。

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