イタリアヨーロッパの歴史

マキャヴェッリ著「君主論」には何が書かれている?わかりやすく解説!

運命は自らつかむもの

リーダーは実力はもちろんのことですが、さらに雲という要素も君主には必要という風に考えています。

しかし、マキャベリが考えたのは運命のもっと先にある運命の活用の仕方が大切だということを説いていました。マキャベリはリーダーになるべき人物は基本的には運命を有効的に使っており、運命をまるで操っているような形で自分の思い通りにしているということがわかっています。

どんなに頑張ってもうまくいかないというときにはもしかしたら自分がさらに良くなれる運命をうまく活用していないのかも知れません。

現実を見て勝利をつかめ

決断力が非常に大事ということはわかりましたが、ただ確信的な何かがなければその動くこともためらってしまうかもしれません。そんなとき非常に有効になっていくのがこれまで先人の人たちが積み上げてきた歴史。すでに過去のリーダーが答えを出した成功事例と失敗事例があるのだから重要な参考にすべきというのがマキャベリの考えなのです。
これを見て非常に面白いのが、歴史のリーダーの中で活躍した人の大半が非常な人だということ。日本の場合でも織田信長や徳川家康や源頼朝や大久保利通などは友や息子や弟などを討伐することがよくあります。
その人の状況は場合によって異なりますが、こう考えると情ではなく、現実の状況を見て行動した人がリーダーとして活躍していることがよくわかりますね。

マキャベリの想いは現在にも

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マキャベリの考え方はマキャベリズムという形で大成していくことになります。イタリアはその後統一することはなかったのですが、サルデーニャ王国によってイタリアは統一。その時君主となっていたヴィットリーオ=エマヌエーレ3世はまさしく理想の君主として君臨していました。

マキャベリの思想は今も続いているのです。

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