小説・童話あらすじ

これだけは読んでおきたい!ミステリーの金字塔・横溝正史の名作12選

村に伝わる手毬歌になぞらえた殺人『悪魔の手毬唄』

1957年から1年半ほどの間、雑誌に掲載された長編小説。

『獄門島』で登場した「俳句になぞらえた連続殺人」を彷彿とさせる、「村に伝承の手毬唄」をベースとして展開する事件の数々。

舞台は「鬼首村(おにこべむら)」という名前の岡山県のはずれにある小さな村。そこで起きる、手毬唄になぞらえた残虐の事件と、十数年前に起きた事件との関連とは。静養のために村の温泉宿にやってきた金田一耕助が、次々と起きる連続殺人事件の謎に迫ります。

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鵺(ぬえ)の鳴く夜は恐ろしい……『悪霊島』

1979年から1年ほど、雑誌に連載された長編小説。

1981年に公開された映画では、ビートルズの「レット・イット・ビー」が挿入歌として使われ、大変話題となりました。また、映画のキャッチコピー「鵺の鳴く夜は恐ろしい」も、テレビCMなどで繰り返し流れ、流行語にも。鹿賀丈史演じる飄々とした金田一耕助も話題となり、新しい時代の横溝作品に期待がかかる作品となりました。

物語の舞台は瀬戸内のとある島。レジャーランド施設計画が持ち上がっていたその島に、人捜しのためやってきた金田一耕助。しかし捜し人は海で亡くなっていました。不気味なダイイングメッセージを残して……。

推理ものというより、ホラー的な要素が強く、全編とおして不気味で邪悪な雰囲気が漂います。でも根幹にはしっかりと推理小説としての要素が。じっくり読み解きたい、そんな作品です。

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絶世の美女と開かずの間、そして殺人『女王蜂』

金田一耕助シリーズには、数多くの美女が登場します。妖艶な富豪婦人、幸薄い令嬢、謎めいた未亡人……。美女の登場は、物語をより深く魅力的なものに彩っていきます。

『女王蜂』1951年からおよそ1年間、雑誌に連載された長編小説。ここにも、気高く美しい絶世の美女が登場します。

源頼朝の後裔よいわれる大道寺家の令嬢・智子のもとに届いた不気味な脅迫状。19年前に起きた智子の父の死と深いかかわりがあると思われる内容に、智子の依頼を受けて大道寺家を訪れた金田一の前で、恐ろしい事件が起きてしまいます。

『犬神家の一族』や『獄門島』と比べると、ミステリーとしての要素は薄いように思われますが、美しい館や美女が登場し、全体的に華やかな雰囲気。何度も映像化されている人気作のひとつです。

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もう一人の名探偵・由利麟太郎が活躍『真珠郎』

横溝正史作品というと金田一耕助を思い浮かべる方がほとんどだと思いますが、ほかの探偵が活躍するシリーズも数多く存在します。由利麟太郎シリーズもそのうちのひとつです。代表作としてよく挙げられるのが『真珠郎』。1936年、第二次世界大戦前に雑誌に連載されていた小説です。

この小説には、謎めいた美少年が登場します。

信州にある湖の近くにあるとある邸宅の庭にたたずむ謎めいた美少年・真珠郎が引き起こす不気味な事件の数々。巻き込まれた大学教授。真珠郎とは何者なのか?捜査にあたったのは、元警視庁の捜査課長で探偵の由利麟太郎です。

この小説も、何度かテレビドラマ化されていますが、いずれも由利麟太郎が金田一耕助に置き換えられています。そのほうが視聴者に分かりやすいということなのか、少し残念な気もしますが、致し方ないということでしょうか。

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短編集の中に収められた妖艶な問題作『鬼火』

『犬神家の一族』や『獄門島』など、横溝正史作品は長編小説が多いイメージですが、短編小説もたくさん手掛けています。いくつかの短編を集めて編纂されたのが、短編集『鬼火』です。

その中におさめられているのが、小説『鬼火』。

信州・諏訪湖の湖畔にある、荒廃し廃墟と化したとあるアトリエ。その中には、見るものを驚愕させるほど不気味な表層をした裸婦画が残されていました。

その絵の誕生にまつわる、ある兄弟の話とは……裸婦画が描かれる理由が、悲哀に満ちた文章で綴られていきます。

『鬼火』のほかにも、『蔵の中』『蝋人』『面影双紙』など、短編の秀作が収録された短編集、必読です。

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イケメン岡っ引きが大活躍『人形佐七捕物帳』

推理小説家という印象が強い横溝正史ですが、意外なことに時代小説、とりわけ捕物帳を数多く描いています。中でも人気となっているのが『人形佐七捕物帳』シリーズです。

主人公は人形のように美しい顔を持つイケメン岡っ引きの佐七。美形なだけでなく、度胸もあって行動力抜群。頭の回転も速くて機転が利くという超男前。そんな佐七が仲間たちとともに、江戸の町で起きる奇々怪々な事件を次々と解決していきます。

グロテスクな場面やホラー要素の強い不気味なシーンも多いですが、謎解き要素も満載。江戸の町に欠かせない人情話もふんだんに取り入れられ、娯楽作品として楽しめます。おすすめです。

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人形佐七捕物帳 巻一

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