日本の歴史

三種の神器とは?神話の時代から受け継がれる宝物が持つ意味とは

皇居に眠る謎めいた宝物「八尺瓊勾玉」

剣と鏡はほかに奉納されていますが、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)は皇居に保管されています。

八尺瓊勾玉の由来も、八咫鏡と同様、岩戸隠れの神話が関係が大きく関係しているのだそうです。

隠れてしまった天照大神を岩戸の外に連れ出そうと、八百万の神が集まって相談。玉祖命(たまのおやのみこと)が勾玉を作り、岩戸の外で祭りを始めます。外の様子が気になった天照大神は外に出てきて、世界に光が戻ったというのです。

「瓊(けい)」とは赤い玉を表す漢字。または、玉のように美しいもののことを表します。「八尺」はおそらく「大きい」ということを言い表すために付けられた字。八尺を実際の長さに換算すると180㎝ほどになるため、勾玉を表す単位とは言い難い。大きくて赤い(あるいは美しい)勾玉であると想像できます。

見た人はほとんどいない?謎に包まれた三種の神器

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誰もが知っているものなのに、見た人は少ない・見ることはかなわない。そう聞くと、ますます興味がわいてくるから不思議です。実際にどういう形をしているのか、ということより、こういうものが千年二千年、長い時間脈々と受け継がれているとは、日本人として誇らしく感じました。できれば遠巻きにでも見てみたいところですが……難しそうなので、頭の中で想像しておくだけにしておきます。

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