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【世界遺産】悠久のロマン、エジプトの「アブシンベル神殿」とは?歴史などわかりやすく解説

ラメシス2世の最期

統治も長年続くと後継者問題が起こります。普通は後継者問題というと「自分が次の王だ!」という争いを想像してしまいますが、ラメシス2世の場合は後継者となる王子が先に亡くなっていくというものです。これは日本の真田信之と同じですね。

1881年、ラムセス2世のミイラは他多数のファラオのミイラとともに見つかりました。最初に埋葬されたといわれている「王家の墓」は盗掘にあい副葬品はありませんが、別の場所に埋葬されていたのでミイラは無事だったといわれています。20世紀になって皮膚部分にカビが発生してフランスで防カビの処置をされていますね。その時に生きた人間同様にパスポートが発行されたという話がありますが俗説のようですよ。

現在は、カイロのエジプト考古学博物館に収められています。死因は関節炎を患っていたとありますが、普通に老衰だったのではないでしょうか。今もエジプトを見守っているのですね。

アブシンベル神殿は偉大なる王が残した世界に誇る素晴らしい神殿です

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アブシンベル神殿は世界遺産の象徴ともいえる遺跡です。神殿近くにはアブシンベル空港ができていて、なんとエジプト航空が運行している無料送迎のバスがあるそうですよ。10分ほどで着くと書かれていますね。もし行かれる機会がありましたらご活用くださいね。私も子供の時から一度は行ってみたいという夢をもっています。

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紫蘭