いつの時代も人って変わらないのだなと思わせられた。
情報が瞬時に手に入るITの時代、遺伝子レベルで病態を把握できる科学の時代にあっても、人って変わらず医学的な根拠に基づかず、理論ではなく感情と噂に流され行動するんですよね。
中世の時代の行動と変わってないと思いました。
Kindle 価格: | ¥1,294 (税込) |
獲得ポイント: | 40ポイント (3%) |
を購読しました。 続刊の配信が可能になってから24時間以内に予約注文します。最新刊がリリースされると、予約注文期間中に利用可能な最低価格がデフォルトで設定している支払い方法に請求されます。
「メンバーシップおよび購読」で、支払い方法や端末の更新、続刊のスキップやキャンセルができます。
エラーが発生しました。 エラーのため、お客様の定期購読を処理できませんでした。更新してもう一度やり直してください。

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
ペスト (中公文庫) Kindle版
一六六五年、ロンドンが悪疫(ペスト)に襲われた。逃れえない死の恐怖に翻弄された人々は死臭たちこめる街で、神に祈りを捧げ、生きのびる術を模索した。事実の圧倒的な迫力に作者自身が引きこまれつつ書き上げた本篇の凄まじさは、読む者を慄然とせしめ、最後の淡々とした喜びの描写が深い感動を呼ぶ。極限状況下におかれた人間たちを描き、カミュの『ペスト』よりも現代的と評される傑作。
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2009/7/25
- ファイルサイズ10743 KB
この本はファイルサイズが大きいため、ダウンロードに時間がかかる場合があります。Kindle端末では、この本を3G接続でダウンロードすることができませんので、Wi-Fiネットワークをご利用ください。
- 販売: Amazon Services International LLC
- Kindle 電子書籍リーダーFire タブレットKindle 無料読書アプリ
この本を読んだ購入者はこれも読んでいます
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
一六六五年、ロンドンが悪疫(ペスト)に襲われた。逃れえない死の恐怖に翻弄された人々は死臭たちこめる街で、神に祈りを捧げ、生きのびる術を模索した。事実の圧倒的な迫力に作者自身が引きこまれつつ書き上げた本篇の凄まじさは、読む者を慄然とせしめ、最後の淡々とした喜びの描写が深い感動を呼ぶ。極限状況下におかれた人間たちを描き、カミュの『ペスト』よりも現代的と評される傑作。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
デフォー,ダニエル
1660‐1731。イギリス、ロンドンの商人の子として生まれる。作家、ジャーナリスト
平井/正穂
明治44年(1911)、福岡県に生まれる。東京大学文学部英文科を卒業。東京大学名誉教授。平成17年(2005)没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
1660‐1731。イギリス、ロンドンの商人の子として生まれる。作家、ジャーナリスト
平井/正穂
明治44年(1911)、福岡県に生まれる。東京大学文学部英文科を卒業。東京大学名誉教授。平成17年(2005)没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
登録情報
- ASIN : B0876WDLWX
- 出版社 : 中央公論新社 (2009/7/25)
- 発売日 : 2009/7/25
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 10743 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- Amazon 売れ筋ランキング: - 226,396位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 1,588位世界史 (Kindleストア)
- - 2,566位中公文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2020年5月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
コロナ騒動の中で読みました。
最初にカミュの「ペスト」を読み、とても素晴らしかったので、デフォーの「ペスト」も読みました。
こちらは、疫病としてのペストそのものがテーマで、ノン・フィクション風ですが、実際には緻密な調査を踏まえてはいるものの、飽くまでも小説です。
死者の数の統計等妙な詳しさですし、家族に感染者が出ると健康な人もろとも閉じ込められて死滅していく話、ついちょっと前までは元気だったのに突然死んでしまう話など、まあしつこいくらいに話が続きます。
私にとって最も印象に残ったのは、兄弟と一人と馬の組み合わせで、ロンドンからペスト逃避行を続けるグループの話でした。ペスト流行中、英国国教会とそうでないキリスト教の宗派が、一定の協力関係にあったのが、ペストが去るとまた仲が悪くなるという話も面白く思われました。
しかし、延々とペストの話は少し退屈になります。
昔はNHKやZDFのドキュメンタリー番組をテレビで見ることもできなかったので、こうした小説で過去のペストの話を知ったのでしょう。
最初にカミュの「ペスト」を読み、とても素晴らしかったので、デフォーの「ペスト」も読みました。
こちらは、疫病としてのペストそのものがテーマで、ノン・フィクション風ですが、実際には緻密な調査を踏まえてはいるものの、飽くまでも小説です。
死者の数の統計等妙な詳しさですし、家族に感染者が出ると健康な人もろとも閉じ込められて死滅していく話、ついちょっと前までは元気だったのに突然死んでしまう話など、まあしつこいくらいに話が続きます。
私にとって最も印象に残ったのは、兄弟と一人と馬の組み合わせで、ロンドンからペスト逃避行を続けるグループの話でした。ペスト流行中、英国国教会とそうでないキリスト教の宗派が、一定の協力関係にあったのが、ペストが去るとまた仲が悪くなるという話も面白く思われました。
しかし、延々とペストの話は少し退屈になります。
昔はNHKやZDFのドキュメンタリー番組をテレビで見ることもできなかったので、こうした小説で過去のペストの話を知ったのでしょう。
2020年5月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ロビンソン・クルーソーが有名なデフォーが、このようにジャーナリストとして高い能力を持っていたとは知らなかった。
この本はあくまでフィクションであるが、過去の事実に基づき当時の情報を可能な限りかき集め、再度流行る恐れのあったペストにどう立ち向かうべきかという彼なりの指針や思いを記した、実にジャーナリズムの精神に基づいた作品であったと思う。
しかし当時のイギリスでの人々の慌てようと、科学が発達した現代における新型コロナでの私たちの行動や考えていることは、情報が多少科学的であるということ以外はほとんど変わりがないことに驚いた。むしろ当時の人々のほうが感染症に慣れている分、自分達なりに考えて行動し、たくましく生きようとしているようにも見える。また、400年も前にも関わらず、ロンドンの秩序だった体制にもびっくりした。
この本はあくまでフィクションであるが、過去の事実に基づき当時の情報を可能な限りかき集め、再度流行る恐れのあったペストにどう立ち向かうべきかという彼なりの指針や思いを記した、実にジャーナリズムの精神に基づいた作品であったと思う。
しかし当時のイギリスでの人々の慌てようと、科学が発達した現代における新型コロナでの私たちの行動や考えていることは、情報が多少科学的であるということ以外はほとんど変わりがないことに驚いた。むしろ当時の人々のほうが感染症に慣れている分、自分達なりに考えて行動し、たくましく生きようとしているようにも見える。また、400年も前にも関わらず、ロンドンの秩序だった体制にもびっくりした。
2020年8月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ペスト菌が発見される230年前、当時感染、伝染のメカニズムをどこまで理解していたのか、読み解くことはできませんでした。治療薬がない、ワクチンが開発されていない今般のコロナ禍と、どこが違うのでしょうか。段落の少ない445ページ。体力、視力が衰えた我が身には重労働でした。ただ活字が好きだから出来たことです。
2014年10月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
作者はロビンソンクルーソーの著者です。
17世紀初頭、日本の江戸時代、ヨーロッパでは黒死病、ペストで人口の三分の一の人がなくなりなした。
話に聞いていて興味を持ちました。
人々は何を思い、どう、感じたのか。
というのは以前イギリスを訪れたとき、
大きな寺院の地下にどう考えても投げ捨てられ
山ずみになったたくさんの骨をみたからです。
作者は、何百年も前にいきた人とは思えないほど
冷静に事実を淡々と記録します。
裕福な家庭でしたがロンドンから逃れる機会を失い
そこで冷静に事実を書き留めることを使命とかんじます。
当時の人々のなかには無知や迷信がはびこり
人間らしからぬふるまいもある一方で
まずしくても尊厳を失わない人々もいました。
一番おどろいたのは、作者が原因はわからないまでも、
病気をほぼ正確にとらえ、冷静に
記述しつづけていることです。
文章も論理的で、容易に理解でき
明晰な人の語り口です。
それ故、半分以降は淡々と記録的になり
単調になります。しかし、よい本だと思いました。
読んで損はないと思います。
追記 ヨーロッパの人口が1/3になったのは14世紀ですので、この17世紀のペストはまた、後のペストです。
17世紀のペストはニュートンの生きた時代でした。
今、コロナウイルスの流行の最中で、私たちは1919年ごろ、第一次大戦中に起こった感染症スペイン風邪と同じ対応しかできません。「なるべく人に合わないこと」震災と同じように、2020という年代と一緒に、歴史の年表に載るような時代に生きているのでしょうか。
17世紀初頭、日本の江戸時代、ヨーロッパでは黒死病、ペストで人口の三分の一の人がなくなりなした。
話に聞いていて興味を持ちました。
人々は何を思い、どう、感じたのか。
というのは以前イギリスを訪れたとき、
大きな寺院の地下にどう考えても投げ捨てられ
山ずみになったたくさんの骨をみたからです。
作者は、何百年も前にいきた人とは思えないほど
冷静に事実を淡々と記録します。
裕福な家庭でしたがロンドンから逃れる機会を失い
そこで冷静に事実を書き留めることを使命とかんじます。
当時の人々のなかには無知や迷信がはびこり
人間らしからぬふるまいもある一方で
まずしくても尊厳を失わない人々もいました。
一番おどろいたのは、作者が原因はわからないまでも、
病気をほぼ正確にとらえ、冷静に
記述しつづけていることです。
文章も論理的で、容易に理解でき
明晰な人の語り口です。
それ故、半分以降は淡々と記録的になり
単調になります。しかし、よい本だと思いました。
読んで損はないと思います。
追記 ヨーロッパの人口が1/3になったのは14世紀ですので、この17世紀のペストはまた、後のペストです。
17世紀のペストはニュートンの生きた時代でした。
今、コロナウイルスの流行の最中で、私たちは1919年ごろ、第一次大戦中に起こった感染症スペイン風邪と同じ対応しかできません。「なるべく人に合わないこと」震災と同じように、2020という年代と一緒に、歴史の年表に載るような時代に生きているのでしょうか。
2020年7月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読みやすかった
2020年12月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
Kindleで読みました。
単語のチョイスが難しく、非常に読みづらいです。
英語が得意な人は原文を読んだほうが分かりやすいのでは、とさえ思います。
かなり昔の翻訳(1973年)なので仕方ないのかもしれませんが・・・
研究社(2017年)の方を買い直しましたが、だいぶ読みやすい翻訳になっています。
研究社の方は「ペストの記憶」とタイトルが異なりますが、同じものです。
ただ・・・
原文は同じなのに、訳によってこうも変わるのだな、40年で日本語はだいぶ変わったんだな、と違った意味で興味を惹かれ、研究社の方を読んだ後にまたこちらに戻ってきました。
読み比べたくなったんです。
研究社の方を一度読んているので、一通りの話は頭に入っており、こちらの難解な日本語も理解できるようになりました。
読み進めれば読み進めるほどに、何故こんなにも訳が異なるんだろう?と、今度は英語の原文(ネットで無料で閲覧できます)を見ながら読み比べたくなってきました。
読み比べたい、と思ったのは初めてで、こう考えるとなんとも不思議な本です。
ここまで来ると、今度はカミュのペストも読んでみたくなりましたが、こちらも複数の翻訳版が出ているのでどれを選ぶか悩みます・・・
単語のチョイスが難しく、非常に読みづらいです。
英語が得意な人は原文を読んだほうが分かりやすいのでは、とさえ思います。
かなり昔の翻訳(1973年)なので仕方ないのかもしれませんが・・・
研究社(2017年)の方を買い直しましたが、だいぶ読みやすい翻訳になっています。
研究社の方は「ペストの記憶」とタイトルが異なりますが、同じものです。
ただ・・・
原文は同じなのに、訳によってこうも変わるのだな、40年で日本語はだいぶ変わったんだな、と違った意味で興味を惹かれ、研究社の方を読んだ後にまたこちらに戻ってきました。
読み比べたくなったんです。
研究社の方を一度読んているので、一通りの話は頭に入っており、こちらの難解な日本語も理解できるようになりました。
読み進めれば読み進めるほどに、何故こんなにも訳が異なるんだろう?と、今度は英語の原文(ネットで無料で閲覧できます)を見ながら読み比べたくなってきました。
読み比べたい、と思ったのは初めてで、こう考えるとなんとも不思議な本です。
ここまで来ると、今度はカミュのペストも読んでみたくなりましたが、こちらも複数の翻訳版が出ているのでどれを選ぶか悩みます・・・
2020年6月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2020年のコロナ禍の預言の書、と言ったら言い過ぎだろうか。まるで今の世界(特に、死者の多い欧米)を描写しているのではないか、と思われる記述がたくさん出てくる。すごく面白い。悲惨な状況について「面白い」と書くのは気が引ける気もするが、読み物としては面白いのだから、仕方ない。
途中、ペスト禍の被害の細かい記述が繰り返されるため、ダレるが、最後に、デフォーの宗教観がうかがえて、また面白くなる。ダレた分だけ、-1。
平井正穂さんの訳がすばらしいです。翻訳臭のしない、自然な日本語で書かているので、読みやすいです。
途中、ペスト禍の被害の細かい記述が繰り返されるため、ダレるが、最後に、デフォーの宗教観がうかがえて、また面白くなる。ダレた分だけ、-1。
平井正穂さんの訳がすばらしいです。翻訳臭のしない、自然な日本語で書かているので、読みやすいです。