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兼好法師の味わい深いキャラクターが醸し出す、徒然草の名言(迷言?)を3選解説!

徒然草と言えば、枕草子などと並ぶ、日本を代表する随筆古典文学のひとつ。鎌倉時代末期につくられました(と言われています)。作者は兼好法師(吉田兼好)。「つれづれなるままに…硯に向かひて」の冒頭の書き出し部分は、多くの方が一度は読んだことがあるでしょう。ただ、作品の中身を知っている人は少ないはず。そこで、いったいどんな作品だったのかを具体的に解説していきたいと思います! この記事の目次 作者の兼好法師ってどんな人? 1.若き日のエリート人生 2.天皇との別れ…そして俗世からの離脱 3.徒然草の執筆。悠々自適の生活? 兼好法師の本領発揮?徒然草の名言(迷言?)3選 1.友にしてはいけない人物について 2.昔のものは立派である 3.兼好法師は女性の敵? 徒然草に通底しているものは、仏教的な無常観 作者の兼好法師ってどんな人? image by PIXTA / 4741115 まず最初に、作者である兼好法師について見ていきましょう。もちろん、「法師」ですからお坊さんなのですが、いわゆる伝道師的な仏教者という意味での活躍は、歴史上特に残っていません。いやいや、しかし実はこのおじさん、文章力は抜群で、性格も一筋縄ではいかないクセの強い方だったようです。1.若き日のエリート人生兼好法師は、本名を卜部兼好(うらべかねよし)(「卜」は、日テレの水卜アナの「卜」ですね)と言い、宮廷に仕える吉田神社の神職の子として生まれました。卜部氏は名門であったため、若い頃の兼好がどんな心持ちだったのか定かではないものの、それなりのエリート意識を持ち、宮廷の中で神職としての務めを果たすべく邁進していたものと思われます。少なくとも、「つれづれなるままに…」なんて呑気なことは言っていなかったでしょう。歌人としても有名で、多くの和歌集に入集しています。2.天皇との別れ…そして俗世からの離脱「俗世で身に良くないことが起こると、世を儚んで出家する」…これは日本史ではよくあるパターンなのですが、立身出世を図るに際し、心の支えであり、仕事面でも支えてくれていた後二条天皇が崩御(死去)してしまったのですね。 そこで兼好、30歳の頃には出家をし、俗世を離れる決意をすることに。いわば「兼好法師」の誕生ですね。わたしたちがよく知っている「兼好法師」は、この出家以後のお坊さん姿の人のことです。3. […]
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日本人の心のふるさと聖徳太子!その多才さと現代への影響力とは

聖徳太子(しょうとくたいし)は、日本人にはなじみの人物です。特に十七条憲法、冠位十二位などで歴史の教科書にはよく紹介されているため、その存在は良く知られています。ところがその生涯については謎な部分も多く、良く知られていません。日本人の心のふるさとともいうべき聖徳太子の謎の部分に光を当ててみたいと思います。
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戦国武将驚きの戦術!~戦いは力ばかりではない?~

応仁の乱~豊臣秀吉による天下統一に至るまでの約100年間、日本の歴史上でも類を見ないほど大小の戦いが行われてきました。確認されているだけでも数千回はあろうかというくらい戦国武将は戦い続けたのです。これほど短期間のうちにこれだけの戦いがあったのは世界でも例がなく、来る日も来る日も戦いに明け暮れた時代だったのでした。しかし、華々しい合戦の舞台裏では様々な駆け引きが行われ、戦いに至るまでにあらゆる戦略を使って、いかに自軍にとって有利になるか?いかに劣勢を覆すことができるか?まさに知恵比べの様相を呈していたのですね。さあ、武将たちはいかにして知略、謀略、調略を使ったのか?いかにして生き残りを図ろうとしたのか?実際の合戦と絡めながら解き明かしていきましょう。
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どうして広島に原爆が投下された?原子爆弾投下までのアメリカの思惑をわかりやすく紹介

あなたは「ヒロシマ」と書かれていたら何を思いうかべますか?「広島」ではなく「ヒロシマ」とカタカナで書かれているとき、そこには特別な意味がこめられます。それは「原子爆弾が落とされた場所」という意味です。なぜ、ヒロシマに人類の歴史上初の核兵器が落とされたのでしょうか。その理由をみていきましょう。
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いまさら聞けない摂政と関白の違い!実は現代も摂政は置ける!?

中学校の歴史の授業で「摂関政治」ということばをならったと思います。これは、天皇が幼いときは摂政が、天皇が成人した後は関白が天皇を補佐して行う政治と説明されていましたね。もっとも有名な人物として藤原道長やその子の頼通を教わったと思います。実は、今でも摂政を置くことができることはご存知でしたか?今回は、知っているようでいて意外と知らない摂政と関白の違いについてご紹介します。
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今さら聞けないEUの仕組み~歴史や加盟国、問題点まで徹底解説!

EUとは欧州連合(European Union)のことですが、では欧州連合って何?と聞かれたら、ちょっと答えに詰まってしまいそうですよね。いきなり始まったような印象も受けますが、実は第二次世界大戦のすぐ後あたりから紆余曲折じわじわと形作られていった組織なのです。一口では説明が難しいEUの仕組み、歴史や加盟国の変遷などを中心にじっくり解説いたします。
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未完の大器高杉晋作!彼がいなければ明治維新はなかった!

これまでも映画、テレビの中でよく描かれている高杉晋作ですが、実際の彼の生涯を知っている方は多くありません。高杉晋作の生涯は28年と短く、しかも彼が指揮をして勝利したという記録も少なからです。西郷隆盛のように華々しく散った訳でもないためによく知られていないのです。 後年伊藤博文が「彼がいなければ明治維新はなかった」と言わしめたように、未完の大器そのものでした。
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中世ヨーロッパの大事件、カノッサの屈辱

カノッサの屈辱。この事件名だけでも十分インパクトがありますが、その内容はさらに驚くものです。時は11世紀、キリスト教会のトップである教皇グレゴリウス7世と中世ヨーロッパでもっとも大きな国である神聖ローマ帝国の皇帝ハインリヒ4世が対決し、ハインリヒが屈服した大事件です。雪の中、カノッサ城の前で三日三晩ひざまずく皇帝とそれを見下ろす教皇。ドラマチックな名場面ですが、事件の背後には何があったのでしょう。今回はカノッサの屈辱の概要について紹介します。
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ガリレオ・ガリレイって何をした人?天文学の父が残した偉大な功績とは

地球は太陽の周りをまわっている……今では当たり前のことですが、こう発言したために教会から異端とみなされ、宗教裁判にまでかけられた人物がいたことをご存知ですか?16世紀~17世紀のイタリアの科学者・ガリレオ・ガリレイです。物理学・天文学の分野において現代科学の礎を築き、多くの功績を遺した「天文学の父」とも称される偉人ですが、具体的にどんな業績を残したのでしょうか。ちょっと難しいけど面白いガリレオ・ガリレイの世界へご案内いたします。
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オリンピックの起源や歴史が知りたい!いつ頃からやってる?聖火って何?

世界中が熱狂するスポーツの祭典・オリンピックが4年に一度行われることはご存知かと思いますが、4年という周期には何か意味があるのでしょうか。どれくらい歴史があるものなのか、そもそも「オリンピック」ってどういう意味……?世界がひとつになるビッグイベントなのに、オリンピックの由来には多くの謎が潜んでいるんです。今回はそんなオリンピックの起源と歴史について解説します。