マナー冠婚葬祭

【お葬式費用】いったいいくらかかるの?相場をお寺の相談役がアドバイス!

人は誰でも死を迎えます。そして愛する人を見送らねばなりません。お葬式が終わってから葬儀屋さんからの請求書に「えっ?」となったという話をよく聞きますね。地域性や宗教によって多少の誤差はでてきますが、だいたいの相場などをケース別にアドバイスさせていただきましょう。

まず全国の平均を見てみよう

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葬儀費用がいくらかかるのかは、今は多様化してきていますので色々ですが、一般的なお葬式だと、日本消費者協会が行っている「葬儀についてのアンケート調査」や、葬儀レビというサイトでのランキングが参考になります。ただし「あくまでも参考」なので気をつけてくださいね。

(  )内は、全国相場ランキング

北海道 北海道 123万3970円(32)

東北  青森県 117万7036円(37)  ・岩手県 120万2005円(35)  ・秋田県 158万2914円(11) 
    宮城県 142万2849円(20)  ・山形県 150万6873円(15)  ・福島県 167万9329円(8)

関東  茨城県 107万8266円(42)  ・栃木県 152万6193円(14)  ・群馬県 143万6665円(18) 
    埼玉県 172万4081円(4)    ・千葉県 206万7537円(1)    ・東京都 188万8270円(2) 
    神奈川県 169万7342円(7)

中部  山梨県 170万4316円(6)    ・長野県 153万4099円 (13)  ・新潟県 171万9157円(5) 
    富山県 173万5874円 (3)   ・石川県 158万5191円(10)   ・福井県 107万5670円(41)
    静岡県 161万7445円(9)    ・愛知県 144万2335円(17)   ・岐阜県 131万7189円(26) 
    三重県 139万7920円(21)

近畿  滋賀県 100万1932円(45)  ・京都府 117万1070円(38)  ・大阪府 132万1686円 (25)
    兵庫県 127万1751円 (30) ・奈良県 93万4184円(46)    ・和歌山県 117万7938円(36)

中国  鳥取県 146万0088円(16)  ・島根県 109万1316円(40)
    岡山県 127万6737円(29)  ・広島県 120万7785円(34)  ・山口県 105万4809円(44)

四国  香川県 133万4904円(23)  ・愛媛県 139万7920円(22)
    徳島県 122万1625円(33)  ・高知県 143万3268円(19)

九州  福岡県  133万3298円(24) ・佐賀県 107万1585円(43)  ・長崎県 153万4163円(12)
    熊本県  129万0033円(27) ・大分県 128万2397円(28)  ・宮崎県 112万1814円(39)
    鹿児島県 126万9248円(31)

沖縄  沖縄県 89万8937円(47)

                             全国平均 137万2594円

*参考*葬儀レビ

参考になるようでならない相場

こうやって羅列すると壮観ですね。しかし、ちょっと変な感じがしませんか?だいたい地方によって似たり寄ったりという気がするのですが、こうやって見るとバラバラですよね。そして「あくまでも参考」と書いた原因もここにあるのですよ。

私の地元の兵庫県でいいますと、阪神地区・東播磨地区・西播磨地区・丹波地区・但馬地区・淡路地区とおおざっぱに分けてみるだけでも、かなり葬儀費用に差があるのですよ。これはどこの県にも地区によって色々だと思いますね。なので、これは「あくまでも参考」の県の平均相場なのです。目安として考えるのにはいいと思いますが。

お葬式代が高すぎて払えない?

そんな心配が出てきますよね。葬儀屋さんの広告に「葬儀一式〇〇万円」と書いてあるのに詐欺だ!と思われますか?しかし葬儀屋さんに払うお金は、祭壇レンタル+人件費+物品だけですのでその金額なんですね。ではなぜそんな高額になるのかといえば、葬儀をする場所代は会館やお寺、接待飲食代は仕出し屋、火葬するのは斎場、霊柩車も葬儀屋さんのものではなく別の会社なので仲介するだけです。そして宗教者へのお布施も葬儀屋さんには入りません。

その金額をどうするかといえば、故人の生命保険、故人の預貯金(通帳が凍結されるので死亡届を出す前に引き下ろすこと)、お通夜や告別式に参列してくださる方々の「お香典」が助けになります。しかし家族葬などになると、それはあまり期待できないですが。近頃はカード払いやローンができる葬儀屋さんも増えてきました。分割ができるというのはありがたいですね。近頃は葬儀保険などというものもできたようですよ。少しは安心できましたか?

どのようなお葬式をしたいのか考えよう

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お葬式といっても色々なパターンがあります。仏式・神式・キリスト教式・無宗教。一般葬・家族葬などなど。故人を送るのにどれが一番喜ぶのかを考えるのもいいと思いますよ。そういう希望を受け入れてくれる葬儀屋さんをまず探しましょう。ひとつだけでなく、複数の会社で希望を言って見積もりをとるのが大切ですね。

事前に準備する物

一番大事なのは遺影に使う写真を選んでおくこと。近年に撮っていないと若い頃の写真しかないということで、お年寄りなのに若い写真になっていることがあるんですよ。これはちょっとかっこ悪いですよね。集合写真しかない場合は、引き伸ばしますから心霊写真みたいになってしまいますので注意ですよ。元気な時に1人だけの写真を撮っておくのがいいですね。遺影の写真でなくディスプレイで映し出すのもありますね。あるところではスライドショーのようになっているのがありました。そういうのをしたいと思ったらお願いできるかもしれませんよ。ちょっと落ち着かないですけどね。

それと棺桶に入れる物を決めておくことですね。あれこれその場になって入れようとしたら禁止されている物がかなりありますよ。自治体によって微妙に違うこともありますが、メガネ・指輪などのアクセサリーや宝石・時計・入れ歯・瓶や缶ビールなどの飲料水。分厚い本は灰が増えるのでダメというところがありますね。ダイオキシンなどが発生するような物もNGです。生きている家族の写真もやめておいたほうがいいみたいですよ。

したいお葬式の内容は一般的?それとも個性的?それによって金額が変わる

「一般的なお葬式」といえば、通常通りに「お通夜」「告別式」「火葬」続けて「初七日」までするのが、どの宗教でも同じですね。お通夜は導師だけでされることがほとんどですが、告別式に導師だけなのか、複数のお坊さんにもお願いするのかということも考えましょう。神道になると神主さんだけでなく雅楽をテープにするのか奏者を呼ぶのかなどということもありますね。

「家族葬」や「身内葬」になると、呼ぶ人を考えなければなりませんね。故人が来てもらえて嬉しいと思う人を選ばれるといいでしょう。そして参列者には亡くなったことを挨拶状で他の人に知らせるまでは黙ってもらうことが大事ですよ。それと親戚などで「家族葬なんて!」と怒る人もいるかもしれませんので、ちゃんと理解をしてもらうことが大切ですね。安くなると宣伝していますが、基本料金は変わりませんので、思うほど安くならないあげくに後から香典を持ってこられる人が家に来て過労で倒れたという話もありますよ。

近頃よく聞く「音楽葬」などは「無宗教」のカテゴリーに入ります。お葬式というより「お別れ会」のようなものですね。音楽葬なんだから故人が好きな曲をかけまくったらいいと思うかもしれませんが、あまりイケイケな曲は控えた方がいいですよ。だいたい10曲くらいが平均のようです。故人の人柄が偲ばれる曲を選びましょう。ロックが好きでも静かなバラード調なものにしましょうね。

「直葬」というものもあります。通夜も告別式も行わず火葬場に直接搬送するものですね。お坊さんを呼んで読経してもらうこともできますが、だいたい「5分」と火葬場の職員から言われるので短いお経になりますよ。

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