マナー冠婚葬祭

【お葬式の流れ】その時に慌てないように知っておこう!お寺の相談役が解説

人の死は突然にやってきます。突然の別れもあれば、長く患っておられて逝去されることもありますよね。全く知識がないと葬儀屋さんにお任せするとしても右往左往することになりますよね。そこで一般的なものから特殊なものまで紹介しましょう。やり直しがきかない大事な儀式ですのでご参考にしてください。

お葬式の前にしておいたほうがいいこと

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突然の場合をのぞいて長患いをされている時は、だいたいお別れする覚悟ができているものですね。亡くなられてから困らないように色々と準備をはじめましょう。死ぬのを待っているようだから嫌だと思われる方もおられるかもしれませんが、亡くなられてから「どうしよう!」と慌てることが多いのですよ。どういうお葬式がしたいのかということから考えていきましょう。

葬儀屋さんを決める

お葬式の後で「いいお見送りができた」と言われたいものですよね。それには信頼できる葬儀屋さんとの出会いがかなりのウエートをもっているのですよ。終わってから「最初の話と違う」「よそはこんなに高くなかった」などという話をたくさん聞きますので。そこで前もってご相談をすることをお勧めしますね。無料でしてくれるところが多いので心配はいりません。

〇自分がしたいと思うお葬式の希望を聞いてもらえるかどうか(聞いてくれるところもあれば、流れは決まっていますからと断られることもあります)
〇費用の見積りを出してもらう(基本料金・セット料金・オプション料金など細かいところまで聞く
〇必ず複数の会社に話を聞く(その時は、他でしてもらった見積もりなどは見せない)

だいたい「高かった」というトラブルは、亡くなった悲しみから頭が混乱したまま葬儀屋さん主導で契約してしまうことですね。基本料金はどこもそう変わりませんが、セット料金やオプション料金というのがかなり違ってきます。病院から自宅・会館・お寺などの葬儀会場(自宅に一度帰るということをする人も)への搬送かる寝台車が距離によって設定が違う会社もありますし、基本料金の祭壇やお棺よりデザインがいいものになると料金が変わってきますね。お棺に入れるドライアイスも違ってくる会社もあったりするのですよ。そこのところがチェックポイントですね。

どのようなお葬式をするのか決める

私はお寺関係なので仏教でのお葬式の場合で話を進めていきますが、ご家庭でも仏教以外の神道やキリスト教やイスラム教などの場合もあると思います。無宗教でしたいと思われる方もおられるでしょう。近頃は音楽葬などをする人もいますね。そしてどのくらいの規模の葬式をするのかも決めましょうね。一般的な会社や学校や親しかった人たちに最後のお別れをしてもらうのか、家族親族に故人が最後に会いたいであろう人だけを呼ぶ家族葬、誰も呼ばずに家族親族だけでするのかによっても変わって来ると思いますよ。

それにあわせて場所も決めましょう。近頃では少なくなりましたがご自宅・近所の会館・葬儀会館・お寺など選択肢は色々とありますね。規模は決めておかないと、小さな会場にしていたのにたくさんの参列者が来られて会館の入り口まで並んでしまうこともありましたから。

誰を呼んだら良いのか把握する

これは必ずしておくべきものですね。どんな付き合いをしていたのか、会社や学生時代の友人など年賀状だけではわからないことがあるのですよ。昔はみんな住所録などをつけていましたが、近頃はパソコンやスマートフォンや携帯電話にしか保存していませんよね。パソコンだとパスワードなどのロックをしていたらわかりません。

一番困った事案ではスマートフォンにしか保存していなかった場合です。なんと亡くなってしまってからだと指紋認証をしてもらえません!もちろん顔認識は言わずもがな。なぜ指紋認証してもらえないのでしょうか?それはスマートフォンというのは常に放電していて、生きた人間も静電気を発していて、触るとお互いの電気がショートして認識してくれるからです!亡くなった遺体は電気を発しませんのでできないのです!必ずパスワードを聞いておきましょう。

ひとりひとり連絡するのも大変なので、会社や学校などはお仲間に連絡してもらえるような人にお願いするというのもひとつの方法ですね。そういうお世話してもらえる人をリストアップしておくと、いざというときは頼りになりますよ。

忘れてはならない遺影の準備

これはとても大切ですよ。亡くなった!さあ写真がない!どうしよう!となるケースがとても多いですから。どんな写真でも葬儀屋さんが引き伸ばして作ってくれますが、集合写真の小さなものですと、まるで心霊写真のようなものができてしまうケースがあるのですよ。ご高齢で亡くなったのに写真を撮っていないからと、たまに若い頃の写真を使っておられるケースもありますが、これはちょっと変ですよね。祖母などは「これを葬式の時の写真にして」と用意していました。やはり元気な時に1人で写ったものを撮っておくのが大切だと思いますね。

ご逝去からお通夜までの流れ

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ご逝去される時は病院が多いですが、ご自宅での場合は死因がわからなければ死亡診断書が書けませんので病院で簡易解剖される場合は病院ということになります。かかりつけの医師がいる場合はお願いすると、家まで来てくれて死亡診断書を書いてくれますので病院にいかずにすみますよ。葬儀屋さんがサポートしてくれますが、自分たちでしなければならないこともありますので、そういうことを書いていきましょう。

1日目の流れ

まずしなければならないことから書いていきましょう。

家族・親族に連絡する。
葬儀屋さんに連絡して、寝台車でお迎えに来てもらう。
お寺に連絡する(遠方の場合も連絡すること。来られない場合は紹介してくれます。全くおつきあいのない場合は葬儀屋さんに相談する)
〇安置所で落ち着いたら、知らせたい人に連絡する。
会葬御礼の礼状と返礼品、通夜振る舞い・お葬式後の精進落としの食事を決める。

いつまでも病院に安置しているわけにもいきませんので、葬儀屋さんに連絡すると安置場所に搬送してくれます。たまに最後に一晩自宅でという場合もありますね。そこに着くと担当者の人とタイムスケジュールの相談となりますね。お通夜の時間やお葬式の時間が決まるとお寺に連絡。枕経に来てくれます。

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