文化

意外と知らない?カナダの食べ物・伝統料理をサクッと紹介!

お父さんの仕事の都合で子供のころから世界中あちこち転々としていた友人が常々「もう一度移り住むならカナダがいい!」と言っていました。自然豊かで人々はおおらか、生活しやすいと熱く語っていましたが、そんな彼女の話を聞きながら、ふと「カナダの食べ物って言われてもあまり思い浮かばないなぁ」と思ったことも……。今回の記事ではそんなカナダの食べ物に注目。留学先としても人気のカナダの食べ物とは?まるっとサクッとご紹介いたします。

腹ペコ注意!きっとみんな好きになる~カナダの食べ物9選!

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カナダというと真っ先に思いつくのがメープルシロップ。確かに、メープルシロップを使った料理やお酒がありますが、それだけではありません。カナダの人たちがよく食べる、美味しくて気取らない食べ物の数々。カナダの歴史を物語るように、イギリスなどヨーロッパの国々から伝わり変化していった料理もたくさん。数ある中から今回は、普段の食卓やおやつタイムを彩るメジャーな食べ物をえりすぐってご紹介します。

1)濃厚グレイビーソースがたまらない「プーティン」

プーティンとは、フライドポテトにグレイビーソースと粒状のチーズカードをかけたお手軽フードです。

グレイビーソースとは肉汁を元に作られる茶色っぽい色をした濃厚なソースのこと。

チーズカード(Cheese Curds)はミルクに酸などを加えた凝固物のことで、カッテージチーズなどフレッシュチーズの一種。チーズはとろけるタイプの濃厚なものを使うこともあるようです。

プーティンはファストフード店やモールのフードコートなどで食べることができる、子供から大人までみんなに愛される国民食。発祥や歴史については諸説あるそうですが、1950年代、カナダ東部のケベック州で誕生したと言われています。

語源についてもはっきりしたことは不明。「プディング」からきているのではないか、との説が有力なようですが、詳しいことはわかっていません。

どういう意味の言葉かわからなくても、カナダの人々のハートをがっちりつかんで離さないプーティン。高カロリーではありますが、とろりと濃厚なソースとチーズがかかった熱々ポテトは匂いからすでに絶品で食欲をそそります。

2)あっさりジューシー「カナディアンベーコン」

カナディアンベーコンとは、ロース肉を使った燻製肉のことです。

「カナディアンベーコン」という呼び方は主に海外向けなのだそうで、カナダ国内では「ピーミールベーコン」や「コーンミールベーコン」と呼ばれています。

大きな特徴は2つ。使う肉の部位と、表面にコーンミールの衣をまとわせている点です。

まず肉の部位。ふつうのベーコンは豚バラブロック肉を燻して作りますが、カナディアンベーコンはバラより脂身の少ないロース部分を使って作ります。

もう一つの特徴が衣。乾燥したトウモロコシを使った粒状の「コーンミール」と呼ばれる穀物を、ベーコンの表面にぎゅっと押し付けて衣付けしています。

衣をまとわせたベーコンは、トロントのベーコン業者が生み出したもの。保存や輸送のために衣をつけるようになったのだそうです。

コーンミールという食べ物は、日本人にはあまり馴染みのないものですが……。イングリッシュマフィンの表面にまぶしてある黄色い小さな粒粒、と言われたら「ああ、あれか!」と食感までイメージできる方も多いのではないでしょうか。

ベーコンを焼くと、表面の衣がカリカリに焼けて香ばしく、肉はあっさりとジューシー。厚く切って焼いて食べたり、サンドウィッチにもマッチします。

3)カナダでも定番料理「フィッシュアンドチップス」

フィッシュアンドチップスというとイギリスのファストフードというイメージが強いですが、ハンバーガーと同様、カナダでも定番の食べ物。

カナダはかつてイギリス領であった歴史があり、食べ物もイギリスの影響を受けたものが数多く伝わってきています。フィッシュアンドチップスもそのひとつです。

白身魚に衣を厚めにつけて揚げ、フライドポテトを添えた料理。産業革命で忙しいイギリスの人々が、仕事の合間に好んで食べたのがこの料理。安価で、待たされることなくすぐ手に入り、さっと食べることができて腹持ちがいいと、いいことづくめ。その後、オーストラリアやカナダにも伝わり、今でも多くの人に愛されています。

レストランで出しているところも多いですが、露店や屋台、バーなどで手軽に食べることができるB級グルメというイメージが強いフィッシュアンドチップス。本家イギリスでは塩や酢をかける食べ方が主流ですが、カナダではレモンやタルタルソースを添えていただくことが多いです。

4)東ヨーロッパ発祥・まるで洋風餃子「ピエロギ」

ちょっと変わった名前のこの料理。スーパーで冷凍食品として売られており、おやつにしてもよし、軽食として食べるもよし、育ち盛りのキッズにも大人気の定番食です。

見た目は「洋風お好み餃子」といった感じ。小麦粉を練って作った生地にいろいろな具材を詰め、茹でたり焼いたりして食べます。

中身はチーズやマッシュポテト、ひき肉、ベーコン、キノコ類など様々。フルーツを詰めてデザートとしていただくこともあります。

形は半月型のものが多く、片方を閉じてあり、大きめのラビオリといった感じです。

ピエロギは東ヨーロッパ発祥の料理で、ペロギやピロギ、ピローギなど、いろいろな発音や呼び方があります。

様々な種類の冷凍食品が売られていて、手軽に調理が可能ですが、家庭で具材から作ることも、レストランで味わうことも可能。中身をいろいろ工夫して食べるのも楽しいピエロギは、カナダの人々の生活に欠かせない食べ物なのです。

5)カナダの定番家庭料理「ローストターキー」

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アメリカやカナダでは、感謝祭(カナダでは通常10月の第2月曜日)に七面鳥の丸焼きを食べます。

丸鶏をオーブンでじっくり時間をかけてローストし、グレイビーソースやクランべリーソースなどお好みの味付けで仕上げた、見た目にも豪華な料理。特別な日のご馳走として、自宅で調理するご家族も多いです。

キッチンに大きなオーブンを設置している家は珍しくないので、特別な日は七面鳥の丸焼きがテーブルの真ん中に置いて切り分けて食べる……。豊かな実りと家族の健康に感謝していただく、定番かつ特別な食べ物です。

日本で人気の唐揚げやフライドチキンに比べると、ターキーはパサパサしているイメージがありますが、ソースをたっぷりかけて食べると肉のうまみが増して食べやすくなります。

6)スポーツ観戦に欠かせない「チキンウィング」

カナダ最大の都市バンクーバーでは、毎週水曜日に「チキンウィングスデー」と銘打ってチキンウィングという料理がパブやレストランなどで安く出回ります。

チキンウィングとは、手羽先を調理した料理のこと。素揚げにした骨付きチキンバーにソースを付けて食べるのが一般的です。

ビールやワインのおつまみとして、スポーツバーでスポーツ観戦のお供として、キッズのおやつとして……。お店によって味付けや色合いは様々ですが、お酒を片手にみんなでワイワイしながらつまんでいると、あっという間に10ピースぐらいぺろりと食べてしまいます。

そんなチキンウィングが、水曜日には格安に。半額になる店もあるので要チェックです。

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