テーブルマナーマナー

知っておくと便利!世界で通用するスープマナー

食事をするにも色々なテーブルマナーがありますが、意外に難しいのがスープ物を上品にいただく方法ではないでしょうか。レストランでスープボウルからスプーンでスープを口に運んだり、料亭で椀物を上手に飲むのは食事の中で少し気を遣う部分でしょう。そこでこちらでは、日本だけでなく世界で通用するスープのマナーについて詳しく解説していきますよ。

スープの上品な食べ方は3タイプ

image by iStockphoto

スープは食事のマナーの中でも難しい部類に入りますが、以下の3つのポイントをおさえれば誰でも上品にスープをいただくことができるようになります。スープの種類別に解説していますので、マナーをそれぞれ使い分けられるようにここでしっかり確認していきましょう。

その1:洋食のスープの場合

スプーンでスープをいただくやり方は、お皿の手前から奥に向けてすくうイギリス式・お皿の奥から手前に向けてすくうフランス式の二種類があります。日本ではイギリス式で食べるのがマナーと考える人が多いですが、スプーンで口に運ぶタイプのスープはどちらの方式で食べても大丈夫ですよ。少なくなってきたらお皿を手前もしくは奥に傾けながらすくうようにすると綺麗に食べられます。ただしスープはスプーンで簡単にすくいきれない量は残してOKなので、無理やり綺麗にすくいきろうとしないようにしてくださいね

その他細かなポイントは以下に挙げておきますので、もれなくチェックしておきましょう。

・スプーンからスープが滴っている状態で口に運ばない。

・温かいスープの時、冷ますために「フーッ」と大きな音をたてない。

・音を立てて飲まないよう、スプーンですくったスープは静かに口に流し入れるか、食べるようにして口に入れる。

・取っ手が付いているような小さなカップに入ったスープは、お皿に口を付けて飲んでもOK。

・スープをパンに浸けて食べるのはマナー違反。

・パイ包みのスープは、初めにナイフやフォークで切り込みを入れ、そこからスープの中へ崩し入れるようにしていただく(縁に付いたパイをこそげるのはNG)。

・ソーサーに載った小さなカップであった場合、食べ終えた後スプーンはカップの手前もしくは向こう側に横にしておく。

・ソーサーのない小さなカップであった場合、食べ終えた後スプーンは別のお皿に載せておく。

その2:和食のスープの場合

和食にもお味噌汁やお吸い物など、スープ料理がたくさんありますよね。和食の椀物の場合、レンゲが無く食器に口を付けて飲む料理が多いですから、基本的には具材を意図的に避けて食べないといったお箸のマナーがしっかりしていれば上品に食べることができるでしょう。しかしお椀を持ったままお箸を持つための動作や蓋つきの椀物の飲み方には少しコツが必要ですから、以下でしっかりチェックしていってくださいね。

[お椀を持った時のお箸の取り方]

1:お椀を両手で持ち上げ、利き手と反対の手に載せる。

2:利き手でお箸を水平に持ち上げ、お椀を持っている方の手の指で挟むように支える。

3:利き手でお箸を持ち直す。

[蓋つきの椀物のいただき方]

1:利き手と反対の手をお椀に添えて、利き手で蓋を持つ。

2:蓋を開けたら蓋の内側が上に向くように両手を下から添え、お膳の脇に置く。

3:食べ終えたら蓋を元通り被せておく。

その3:スープ系麺類の場合

日本のラーメンやうどん・蕎麦といったスープ系の麺類は、昨今海外にも進出しています。日本でスープ系の麺類を食す時はすすって食べても問題ありませんが、海外でこうした料理を食べる場合は音を立てず静かに食べるようにしましょう。「日本食を食べるのに海外の作法に習いたくない」と思うのもごもっとも、とはいえすすって食べる文化への理解はまだまだ進んでいないのが現状です。現地でトラブルを起こさないためにも、海外で麺類を食す時はお箸でゆっくり麺を口に運ぶようにしてくださいね。

他にスープ系の麺類を食す時に注意したいことに、レンゲやスプーンを使ってスープを飲むことが挙げられます。確かに椀物は食器に口を付けて飲んでもOKですが、ドンブリサイズの食器に口を付けて食事をするのはマナー違反。食べ方の見た目として良くないということはもちろん、大きなドンブリに入ったお出汁をそのまま飲もうとするとこぼしてしまう可能性が大きいためです。大きな器に入ったスープを飲む場合はレンゲやスプーンを利用するよう心がけてくださいね。

▼振り返りポイント

・洋食のスープは、イギリス式とフランス式のどちらで食べてもOK。

・洋食のスープをいただく時は、スープをパンに浸けて食べないようにするといった細かなマナーがある。

・和食のスープはお箸のマナーの他に、お椀の持ち方や蓋の取り方に注意する。

・スープ系の麺類を海外で食べる時はすすらないで食べるように注意すること。

・日本でもドンブリサイズの食器に直接口を付けてスープを飲むのはマナー違反。

次のページを読む
1 2
Share: