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ビジネスでも役立つ!宛名の敬称のマナーを知ろう!

離れた場所にいる人と気軽にコミュニケーションがとれる時代ではありますが、年賀状やビジネスシーンの封筒・メールなど、まだまだ手紙の書き方を覚えておく必要があるでしょう。特に宛名の敬称の付け方は間違いやすく、取引先の会社宛の書類でうっかりミスをしてしまったという体験談もよく聞こえます。そこでこちらでは、日常でもビジネスでも役立つ、宛名の敬称の使い分け方について詳しく解説してまいりますよ。

宛名の敬称の使い分け方は?

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「様」や「御中」をはじめ、宛名に付ける敬称の種類はたくさんあります。しかし普段からあらゆる敬称を使っている方でもない限り、「この人にはどの敬称を付けるのが正しいのか?」と悩んでしまうシーンがでてくるはず。ここで敬称それぞれの使い方と応用編についても確認し、きちんと使い分けができるようにしていきましょう。

その1:「様」の使い方

「様」は目上・目下にかかわらず、相手が個人であればどんな人に対しても使うことができる敬称です。確かに、手紙やメールで一番目にする敬称ですよね。ただし企業名や学校名など、個人が宛先でない場合には使えないので注意してください。稀に「さま」「サマ」と漢字以外で表記していることもありますが、これはくだけた印象になる使い方。ですので友人宛ての手紙などにはOKですが、ビジネスシーンには不向きといえるでしょう。

[様 の使い方例]

・株式会社◯◯ 田中太郎 様

・株式会社◯◯ 営業部長 田中太郎 様(※)

・株式会社◯◯ 広報部 ご担当者 様

※「株式会社◯◯ 田中太郎 営業部長」と役職名を最後に記す場合は、「様」は不要です。

 詳しくは『その7:二重に使うのはNG』にて解説しています。

その2:「先生」の使い方

教師や講師などの教育関係者・医師・弁護士・会計士・議員・作家など、特定の職業に就く人の敬称は「様」ではなく「先生」を敬称として使用することができます。「先生」を付けられる職種はさまざまですが、一般的に「先生」と呼びかける個人に対してはこの敬称が使える、と覚えておきましょう。

その3:「殿」の使い方

お殿様の「殿」と同じ字なので、目上の人に対して使うもの・様と同じように使えるものと思われがちですが、「殿」は目下の人に対して使う敬称です。ただし年下であっても、送り先が取引先やお客様である場合は「殿」を使うと失礼になってしまいます。また組織名や団体名の後には使用できません。字体や漢字のイメージから堅苦しい印象になりがちなので、昨今は主に表彰状などに用いられています。ちなみに相手が女性であっても付けられる敬称ですよ。

[殿 の使い方例]

・営業部 本部長 殿

・営業部 営業部長 田中太郎 殿

その4:「御中」の使い方

相手方からの資料に添付されていた封筒などに書き加えるため使うことも多いですが(※)、「御中」も立派な敬称です。「御中」は企業や部署・学校・官庁など、組織や団体宛に送る際の敬称として使います。特定の人宛にしないのであれば「御中」を使う、と覚えておくと便利でしょう。

※「御中」を書き加える方法については『その5:「行」「宛」の使い方』にて解説しています。

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