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意外な発見がある!?イスラム教のマナーとは?

ニュースではマイナスな面で取り上げられることも多いイスラム教。一宗教という認識はあっても、日本ではあまり馴染みのない宗教だけに「何となく怖いかも」というイメージがどうしても先行してしまうのではないでしょうか。普段イスラム教について学ぶ機会はあまりないかと思いますし、こちらで一緒にイスラム教についてや独自のマナーについて確認していきましょう。イスラム教について違った目線で捉えられるようになるかも知れませんよ。

そもそもイスラム教って?

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日本ではあまり浸透していませんから、イスラム教がどういった宗教なのか、自身の言葉で説明することは難しいでしょう。しかし人は得体のしれないもの=恐怖と捉えてしまいやすいため、ザックリとでもイスラム教について把握していないことにはイメージの払しょくはできません。そこでイスラム教の文化に触れる前に、まずはイスラム教とはどういった宗教なのかについて解説していきましょう。

世界的にポピュラーな宗教だった!

7世紀(頃)にサウジアラビアのメッカで誕生したイスラム教は、教典コーランに書かれたことを規範として生活し、唯一神とするアッラーを崇める宗教です。イスラム暦12月はメッカ巡礼の月で、一生に一度は訪れるべしとされています(巡礼して初めて敬虔な信者ムスリムになれると考えています)。この巡礼では貧富や年齢に関わらず、白い二枚の布地のみ身に着けて行く決まりです。そして見落としがちですが、貧しいものへの施しをすべき(ザカート)だと定められていたり、女性が望まない妊娠をしないためにといった配慮から男女の接触を避ける決まりがあるように、イスラム教は本来人に優しくするよう教えを説いている宗教なのですよ。

現在イスラム教信者は16億人(世界人口の20%ほど)いるとされています。これは世界で二番目に信者が多い宗教ということであり、トルコやサウジアラビアといった中東の15ヵ国をはじめ、アジア圏にも多数のイスラム教徒が生活しているのです。日本では馴染みなくとも、イスラム教は世界的にみるとかなり人口の多い宗教だったのですね。

▼振り返りポイント

・イスラム教は人に優しくする教えも含んでいる。

・世界の20%ほどを占める、イスラム教は世界第二位の人口を誇る宗教。

イスラム教圏での注意点3つ

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イスラム教について大まかに把握いただいたところで、次は中東の15ヵ国など、イスラム教圏内で気をつけたいとこについてご紹介してまいります。日本人は宗教観念が比較的大らかですが、熱心な信徒の多いイスラム教圏ではマナー違反が大きなトラブルの元となることもしばしば。仕事・旅行でイスラム教圏に訪れる際は、必ず以下をおさえておいてくださいね。

観光地で気をつけること

礼拝堂モスクは非常に綺麗な建築であることが多く、ぜひ本物を見たい・写真に収めたいと願いイスラム教圏を訪れる観光客が大半です。ここで注意したいのが、非イスラム教徒の観光を受け入れているモスクかどうか事前確認が必須、ということ。モスクは信者にとって聖なる祈りの場ですから、許可なく足を踏み入れるべきではないのです。

また、本人の許可なく人物を写真や動画に撮るのはNGで、国によっては犯罪行為として法で取り締まっていることもあります。これはイスラム教が偶像崇拝を禁じていることに由来する考え方のようです。もちろんそんな文化の中で生きる人にとって、勝手に撮られることは嬉しいはずがありませんね。観光として訪れた際でも、景観を撮る際は人が写り込まないよう最新の注意を払うようにしてください。

男女別の注意点まとめ

「イスラム教の信者」と聞くと、女性たちが頭や顔を隠している姿が思い浮かぶのではないでしょうか。そう、イスラム教徒は身だしなみや男女の接触に関しても敏感で、「観光で遊びに来たのだから」と油断していると白い目で見られてしまう可能性が高いです。現地の人を不快にさせないよう、イスラム教圏の国では以下の点に注意して過ごしてくださいね。

[男性]

・現地の女性を目で追わない、不用意に声をかけない。

・現地の女性とは握手をしない(※)。

・公共の乗り物では、女性の隣に座らない。

・おへそ~膝までが見えない服装にする。

・長髪の場合、可能であれば束ねて帽子で隠すか短くしておく。

・ピアスは可能であれば外しておく。

※右手を胸の上に当てる仕草は、握手を断るためのもの。このジェスチャーも併せて覚えておきましょう。

[女性]

・露出の多い服は着ない(半ズボンやタンクトップなど)。

・公共の乗り物では、女性の隣に座る。

・現地の男性と不用意に握手しない。

・現地の男性に不用意に笑いかけない。

[男女共通]

・カップルで旅行の際は、公共の場でくっつきすぎない。

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