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【歌舞伎初心者への手引き】歌舞伎を楽しむための9の基本

日本の伝統芸能の一つとして知られる歌舞伎。外国人観光客にも人気ですが、案外日本人である私たちの方が、歌舞伎を見たことがなかったりしますよね。歌舞伎というと昔言葉でストーリーが難しそう?お金がかかりそう?そんなイメージを持っているかもしれません。ですが歌舞伎は昔から庶民の娯楽として親しまれてきたものなんですよ。今回は超初心者でも大丈夫な歌舞伎の楽しみ方をご紹介します!

実は歌舞伎は親しみやすくて面白いんです!

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あなたは今まで歌舞伎を見たことがありますか?歌舞伎に触れた経験がないと、歌舞伎は着物などでおめかしをして観に行ったり、長時間の演目を全て観なければならない、費用も結構掛かりそうだし、そもそもいつ上演しているのか分からない…敷居が高いイメージがありますよね。ですが歌舞伎について知ると、その親しみやすさからあなたもきっと一度は観てみたくなるはずですよ。

#1 まずは歌舞伎の超基本から!

初めて歌舞伎に興味を持ち、観てみたい!と思ったあなた。まずは歌舞伎の超基本的なことから確認しておきましょう。

歌舞伎はさまざまな舞台や劇場で上演されているのですが、歌舞伎の総本山ともいえるのが歌舞伎座。まずはそんな歌舞伎座のスケジュールを例に見てみます。歌舞伎は月初めにスタート、25~26日頃に千秋楽。その間は毎日休みなく歌舞伎を上演しているので、実は思い立った日にすぐ行けちゃうんですよ。

#2 歌舞伎の上演システムって?

観に行きたい日が決まったら、チケットを取らなければなりませんよね。歌舞伎は月のほとんどの日上演しているとご説明しましたが、1日の中でいうと昼の部と夜の部があるんです。

歌舞伎には「通し」と「見取り」というものがあります。歌舞伎はそもそも1つのストーリー何時間もかかるような超大作が多いため、その要所要所をピックアップして3つくらいまとめたものを「通し」と呼び、世話物や時代物、舞踊などさまざまな演目が見られるものを「見取り」と呼ぶんですね。

それでは一体どちらのチケットを取ればよいのでしょうか?私は初心者さんには「見取り」がオススメかなと感じています。「通し」は1つのストーリーをじっくり楽しむことができるので、起承転結をしっかり味わうことができますが、その分もし好みではない話だった場合、なかなか最後まで興味を持ち続けることが難しいかもしれません。一方「見取り」はいろいろな演目を良いとこ取りしたような感じなので、初めてでも飽きることなく楽しめると思いますよ。歌舞伎を何度か観て興味のある演目を見つけたら、ぜひ「通し」にも挑戦してみてくださいね。

#3 チケットはどうやって買うの?

チケットの取り方にはさまざまあり、インターネットや電話、そして直接歌舞伎座で買うこともできます。席がどうなっているのか調べてから買うなら、いつでも好きなときに取れるインターネットがおすすめ。電話なら初心者である旨を伝えれば、観やすい席などアドバイスしてくれますよ。購入したチケットは郵送してもらうこともできますし、歌舞伎座にある発券機で発券することも可能です。

#4 席によって価格は違う?

チケットを取る時に気になるのが、席によって価格が違うのか?ということではないでしょうか。歌舞伎についてあまり知らないと、とにかく高いというイメージがあるかもしれませんが、実は4000円~20000円とさまざまな席を選ぶことができるんです。高い席の方が舞台に近かったり観やすい一面もありますが、5000円前後でOKな3階席でも、舞台全体を俯瞰して見られるというメリットがあるので、どのような観方がしたいのかお財布と相談しながら決めてみましょう。

また初めてでとにかく歌舞伎というものを一度見てみたいという方には、「一幕見」というチケットも良いかもしれません。これは歌舞伎の一幕だけ見られるチケットで、なんと1000円程度で購入できちゃうんです!「一幕見」には前売券がなく当日券のみになるので注意してくださいね。

#5 どうやって演目を選べばいい?

歌舞伎初心者さんだと、演目の内容もなかなかわかりづらく、どの演目を選べばよいのかなかなか難しいところ。特別観たい演目がない場合には、河竹黙阿弥が作った世話物から入っていくのが良いかもしれません。

河竹黙阿弥というのは幕末から明治にかけて数多くの歌舞伎や狂言を世に送り出した名作者。江戸時代の現代劇である世話物も多く手掛けていて、歌舞伎座でも毎月のように河竹黙阿弥作の演目が上演されているんです。セリフのテンポも良いですし、勧善懲悪の後味の良い話やコメディー、ホラーなどその内容も多種多彩。初心者さんでもわかりやすい話が多いと思いますよ。

なかなか演目を選ぶのが難しい!という方は、出演する歌舞伎役者さんから選ぶのもアリ。良く知っている有名人の方が出ていると、最後まで興味を持って見られそうですよね。市川海老蔵さんや市川染五郎さん、中村獅童さんらの、テレビでは見ることができない歌舞伎役者としての顔を見ると、新たな発見や驚きを感じることができるでしょう。

#6 話題のイベントからデビューするのもあり!

歌舞伎の中で大きな話題となるのが、先代の名を継ぐ襲名披露歌舞伎役者としてのデビューを飾る初お目見え。テレビでよく見るような歌舞伎役者さんなら特に知名度もありますし、次のステップへ進む大きなイベントとして見逃せないところですね。また初お目見えは、この先何十年と歌舞伎界を背負っていくニュースターを初めての舞台から観られるとあってオススメですよ。人気役者さんの襲名などはチケットを取るのもちょっと大変かもしれませんが、その分観られたときは本当にラッキー!

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