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日本人として知っていたい配膳マナー!ご飯の位置にマナーってあるの?

和食には無くてはならない存在、ご飯。パン派orご飯派の議論はあるものの、やはり日本人として白米は食卓に欠かせない存在といえるでしょう。そんなご飯ですが、普段テーブルにはどのように置いていますでしょうか。何となくこっち、という認識はあっても、何故その位置なのかハッキリ答えられる方は意外に少ないですよね。そこでこちらでは食卓にご飯を並べる際の正しい位置について、詳しく解説していきますよ。

ご飯の位置はどこが正解?

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核家族化・洋食化が進む現代では、ご飯を並べる位置は何となく決めているという家庭も増えていることでしょう。もちろん食事の仕方が違うことは個性でもありますが、お客さんを招いた時や外食時に困らないよう、ご飯の正しい置き場所について知っておくのも大切なことです。ここでご飯の位置の理由やその他関連知識も併せて確認しておきましょう。

左側手前がご飯の位置!

定食屋さんで食事する時を思い出してみてください。お箸を持ってすぐお茶碗に手が届きませんか?そう、ご飯の位置は食べる人から見て左手前側が正しい位置とされているのですよ。これは食べやすいからという理由以外に、お米を重要視する日本人の精神が根底にあるようです

昔の宮中に仕える官職に、左大臣・右大臣がいたことはみなさんご存知でしょう。左大臣は政のトップで、現在の内閣総理大臣のようなポジション・右大臣はそのサポートをする役職でありました。つまり左大臣の方が位が上であり、そのことからご飯の位置も左側になったという説があのですよ。

左利きの場合は…

配膳する際、相手の利き手に合わせてご飯茶碗の位置を変えるべき、という決まりはありません。むしろ配膳は「左にご飯茶碗」という形が成り立っているため、それをあえて崩して相手に出すことの方が良くないことなのです。食事中食べやすい位置に変えるのはアリですから、左利きの方は適宜対応するようにしてくださいね。

しかし自宅でも厳格にこの形を守るべき、というわけではありません。お客さんに食事を提供する時や外食ではご飯の位置が左、ということが念頭にあれば、自宅で左利きの家族にはご飯の位置を右に置くといったことはもちろんOKですよ。

洋食では右奥に置かれる

さまざまな国の料理を気軽に口にできる現代では、外食時だけでなく自宅でも洋食を食べる機会が多いでしょう。少し迷ってしまいそうですが、自宅で洋食を食卓に出す場合、ご飯のお皿は和食と同じ左手前でOKですよ。洋食だけでなく中華などでも、自宅で配膳の位置は「ご飯が左」を固定してしまって問題ないのです。

ただし外食ではより本格的ななスタイルに則って食事が提供されるため、ご飯のお皿は右手奥に置かれることが多いでしょう。和食は一汁三菜の文化で一度にさまざまなおかずが食卓に並びますが、洋食は料理ごとにお皿が変わり、また和食に比べお皿のサイズが大きいといった違いがあるためですね。

▼振り返りポイント

・ご飯茶碗は食べる人の左側手前側に置くのが正解。

・左利きの人に提供する場合もご飯茶碗は左に置く。

・洋食でライスが付く場合は右奥に置かれることが多い。

【豆知識】汁物・主菜の位置は東西で違う!?

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ご飯の位置は左手前ということが判明しましたが、「じゃあ右手前は何がくるの?」という疑問がわいてきませんか?実はご飯のお隣にくる料理は西と東で違っており、各地のご飯処に行くとちょっとした発見があるかもしれませんよ。今回はご飯の位置についての記事でしたが、ここでは対となる右手前側に位置させるべき料理についてもみていきましょう。

東は右側・西は左奥側

筆者は関東で暮らしていますが、出身は関西です。関東で定食屋さんに入った時に驚いたのが、汁物の位置。関東圏内では「ご飯の横にはお味噌汁」が配膳の形として認識されていますよね。一方関西(主に京都・大阪・兵庫)では「ご飯の横には主菜」なのですよ。関東と関西では何かと違いがあるもので、どちらが正しいということはありません。ただ、筆者は関東で食事する際は必ず汁物を奥側にしてから食べ始めます。手元に椀物があると倒しそうで怖いのですが、関東の方が平気そうに食事をしている様を見るたびに感心し「東と西の文化の差は大きい」と感じるのでした。

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