教養文化歴史豆知識・雑学

こんなに奥深い!干支の由来を教えます!

子丑寅卯辰巳…といえば干支。年末が近づくと「来年は何年だっけ?」という会話が聞こえたり、お正月に干支の置物を飾るお宅もありますね。そんな日本人にとって馴染み深い干支ですが、昔話をご存知の方は多くとも、成り立ちについてまで知っている方は少ないはず。そんな方はぜひ、由来や豆知識についてなど、干支に関する興味深い事実をこちらで確認していきましょう。

レッスン1:干支のはじまり

image by iStockphoto

お察しのとおり干支は古代中国で発案されたものですが、当初から現在と同じ姿ではありませんでした。長い歴史の中で面白い変化を遂げていますので、その変貌ぶりをここでみていきましょう。

木星の周期を表す記号だった!?

干支は紀元前1400年頃、古代中国は殷(いん)の時代に誕生しました。その始まりは木星の周期を表す天文学的な使用方法で、子丑寅…申酉戌亥には動物の意味はなかったのですよ。12年かけて天を一周するので、12種類の記号(文字)が当てはめられたというわけです。一年に一度替わるという点は同じですが、干支は元々学術的な観点から発案されたものだったのですね。

庶民に広めるために動物に!?

学問的な意味が強かったため、干支は初め一般人には馴染みないものだったそうです。西暦の概念がない時代、誰もが「今年は何年」と分かるよう、干支を庶民にも共通認識させる必要があったわけですね。そこで王充(おういつ)という人物が中国でよく見かける動物になぞらえ、干支を一般的に広めていったといわれています

干支の昔話はこの時作られたものではないようですが、干支=動物というイメージは王充さんあってのものだったのですね。

[昔話:干支の動物が決まった訳]

昔、ある年末に神様が「新年の挨拶に来た順番に一年間毎の大将に任命する」というお触れを出しました。

神様が指定した新年、足が遅いからと早めに出発していた牛の背に乗り、ネズミは悠々と一等賞。他の動物たちも続々と神様の元へ参じます(この順番が現在日本で使われている「ねずみ、うし、とら、うさぎ、りゅう、へび、うま、ひつじ、さる、とり、いぬ、いのしし」というわけです)。

犬と猿は仲良く移動していましたが、闘争心が芽生え途中で喧嘩に。その仲介を果たしたのが鳥であり、申酉戌の順にゴールイン。

猫はネズミからお触れの日とは別の日を教えられていたために神様のお触れどおりに行けず、それを恨んでネズミを追いかけるようになったとか。

ちなみにこのお話の中に犬と猿が喧嘩をする場面がありますが、ここから「犬猿の仲」ということわざも生まれています。私達の常識の中にも干支の影響がみられたのですね。

▼振り返りポイント

・干支ははじめ木星の周期を表現するための記号として発案された。

・子丑寅…申酉戌亥=動物という意味は、暦を浸透させるために後付けされたものだった。

レッスン2:干支に関する豆知識

image by iStockphoto

意外な干支の起源に驚かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。元々の形もさることながら、現在我々に浸透している”干支”も実は本来違う姿なのですよ。ここでは干支の知られざる顔について確認していきましょう。

次のページを読む
1 2
Share: