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高級食材から素朴な料理までフランスの食べ物をご紹介!

世界的に和食が注目されている昨今ですが、日本人からすると、特別な響きを持つ食べ物といえばやはり「フランス料理」ではないでしょうか。フランス料理=高級というイメージもありますが、さすがは食の国。高価な食材を使った格式高い料理から素朴な家庭料理まで多種多様です。そこで今回は、よく耳にするフランスの食べ物の中から、特に代表的なものを挙げてご紹介します。

【料理部門】優雅!一度は食べてみたいフランスの食べ物

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まずは料理部門から。フランスは東西南北に広い国土を持つ国で、山も多く、地域によって風土も気候も様々です。南は地中海に面しているため、魚介類も豊富。よく食べられている食べ物の種類も数限りなく存在します。数ある中から今回の記事では、誰もが一度は聞いたことがある料理を5つセレクト。フランスの有名料理の数々、たっぷりとご堪能ください。

ブルゴーニュといえばこれ「エスカルゴ」

エスカルゴとはフランス語で「カタツムリ」という意味の言葉。ただし、どんなカタツムリでも食べられるというわけではなく、この料理の食材となるのは「エスカルゴ・ド・ブルゴーニュ(リンゴマイマイ)」という種類のカタツムリです。

調理方法はガーリックバターで焼くというシンプルさ。別名「エスカルゴバター」と呼ばれる、ニンニクとパセリがたっぷりと混ざったバターソースが食欲をそそります。エスカルゴを食べた後に残ったこのソースをパンにつけて食べたり、そのまますすって楽しむ人もいるそうです。

見慣れていないせいか、殻付きのエスカルゴに抵抗があるという日本人も多いのですが、フランス・ブルゴーニュ地方では古くから食べられてきたお馴染みの食材。考えてみれば和食の食材にも、外国の人が驚くようなものがたくさんありますし……。フランスへ観光旅行の際は、おいしいワインとともにエスカルゴにも挑戦してみてはいかがでしょうか。

心も身体もぽっかぽか「ポトフ」

ごろっと大き目野菜とソーセージをコトコト煮込んだ優しい味の煮込み料理。あのポトフも、実はフランスの家庭料理のひとつなのです。

ポトフの「ポト」はpot(鍋や壺)、「フ」は火を表し、直訳すると「火にかけた鍋」という意味になるのだそう。同じような食べ物はヨーロッパ各地で見られるのだとか。シンプルで栄養満点、特に寒い日には心も体も温まる料理として、多くの人から愛されています。

食材はニンジン、タマネギ、セロリなどの野菜類と、牛肉の塊やソーセージ、厚切りベーコンなど。透き通ったスープで煮込めば完成です。

日本でいうところの、もつ煮込みやおでんといったところでしょうか。たくさん作って、翌日にもう一度火を入れて食べると、味が染みてより一層おいしくなりそうです。

フランス料理の定番「舌平目のムニエル」

フランス料理と聞いて真っ先にこの食べ物の名前を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

ムニエルとは、フランス料理の一種。魚を調理する際に用いる調理法です。

料理名の由来は「ムニエ(meunier)」という単語から来ているといわれています。ムニエとは「粉屋」「製粉業者」という意味の単語で、魚の切り身に塩・コショウをしてから小麦粉をまぶしてバターで焼いたものがムニエル。粉で包み込むことで食材のうまみを閉じ込め、表面をカリッと香ばしく焼き上げることができます。

そんなムニエルの食材の代表格が舌平目です。

日本の鮮魚店ではあまり見かけない魚ですが、フランスではよく食べられている食材。ヒラメと名乗っていますが、種目としてはカレイ目のウシノシタ科というグループに属する魚です。

舌平目のほかには、スズキやサケなどもムニエルの食材として人気があります。

ロレーヌ地方の郷土料理「キッシュ・ロレーヌ」

キッシュとは、卵と生クリームをたっぷり使った「おかずタルト」。フランスの北東部、ドイツとの国境にほど近いロレーヌ地方の郷土料理です。

大きなお皿にタルト生地を広げ、卵と生クリーム、肉や野菜、ベーコン、チーズなどをたっぷり詰め込んでオーブンでこんがり。食卓でホールケーキのように切り分けて食べるのが一般的です。

各家庭やお店によって、生地の硬さや味付けもいろいろ。食材は何でもOKで、ほうれん草、ズッキーニ、トマト、ベーコンなど、バラエティに富んでいます。

古くから食べられている食べ物であり、昔は春のお祭りを彩る料理としてよく作られていたのだそうです。

フランスの魚介料理「ブイヤベース」

実はこれもフランスの食べ物。南フランス・地中海沿いの名物料理です。

地元でとれた新鮮な魚介類を香味野菜やスパイスとともに煮込んだ「フランス風寄せ鍋」。いわゆる漁師飯から発展した料理であると考えられています。

漁師たちが、小ぶりだったり形が悪かったり傷がついてたりして市場に売ることができない魚を自分たちで食べるため、ざっくりと鍋で煮込んで食べていたものがブイヤベースの原点

これに、野菜を入れたりワインで風味をつけたり工夫をしているうちに、現在のようなブイヤベースになっていったようです。

現在よく作られているブイヤベースにはトマトがたっぷり入っており、赤色のスープが特徴的。魚介類が豊富にとれる地中海地方ならではの繊細で豪快な食べ物です。

【スイーツ部門】フランスのお菓子で気分はパリジェンヌ

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フランスといえばやっぱり甘いお菓子ですよね。フランス菓子と聞いただけで、甘い記憶が呼び戻され、口いっぱいに広がります。おいしい料理の後には欠かせないスイーツ。星の数ほどあるフランスのスイーツの中から、日本でもお馴染みの有名メニューを5つ、厳選してご紹介します。

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