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片側に寄るだけではダメ!?エスカレーターマナーのポイント3つ

【解説】時代と共に変わるエスカレーターの乗り方

ご存知のとおり、エスカレーターは現在立ち乗りと歩く用のレーンとに分かれるように乗る方法が定着しています。この乗り方こそがマナーと捉えられることが多いのですが、実はこの決まりが根付いた背景には時代の流れが大きく関係していると知っていましたか?

本来は上るものではない!?

エスカレーターが日本に導入されたのは1914年。現在も多くの人が利用する文明の利器ですが、意外にも早い時期に日本にもやってきていたのですね。震災や大戦で一時期は無くなりましたが、平和な時代には今と同じように利用者が耐えないものだったようです。エスカレーターがやってきた当時は片側一列を空けることはなく、二列並んで乗るのが一般的でした。我々が知っている乗り方とは違っていたのです。ではいつ頃今のような乗り方に変わったのかというと、バブル期の経済成長が大きく関係しています。

バブル期の仕事はスピードが命、朝の通勤時間帯は特に人々はせかせかしていました。二列並んでのんびり乗っているのが耐えられず、大声をあげて急かす人もいたのだとか。そういった時代背景に合わせる形で、徐々にエスカレーター利用者が現在の一列乗車スタイルを作っていったのです。つまり本来エスカレーターは二列で乗るものであり、現在の乗り方はせっかちな人たちに合わせるよう変わってしまった結果なのですね。先ほどから「立っている人優先」とお伝えしてきたのにはこうした背景もあるからというわけです。

ニ列で乗る取り組みを実践しているところも

人が歩く用に作られたものではなく、また片側が空くことで混雑が生まれるエスカレーター。昨今はこのジレンマを解消すべく、人々の意識改革が徐々に行われています。時間帯によって二列乗車を徹底する場所も出てきており、本来あるべきエスカレーターの役割に戻そうとする動きもあるんですよ。もうすっかり一列乗車になれてしまっているとはいえ、こうした取り組みが行われている場合にはきちんと従うようにしてくださいね。

▼振り返りポイント

・エスカレーターは本来二列で乗る設計で開発されたもの。

・二列並んで乗車するキャンペーン実施時はそれに従うこと。

エスカレーターは他の人への配慮を忘れずに利用する!

image by iStockphoto

エスカレーターは本来二列で乗るものであり、立ち乗りと歩きとで分かれる場合にはそれぞれ注意が必要がだとお分かりいただけましたでしょうか。エスカレーターでは一列かどうかではなく、周りの人を危険に晒すような乗り方がマナー違反であることも見えてきました。ぜひこれを機に普段のエスカレーターの乗り方を見直してみてくださいね。

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